韓国政府、未成年の芸能人の権利保護 改正法案を作成=“コネ”オーディションにてこ入れ

韓国政府、未成年の芸能人の権利保護 改正法案を作成=“コネ”オーディションにてこ入れ

韓国政府が、芸能人練習生及び志望者を含む、未成年の芸能人に対する権利を保護し、大衆文化芸術産業の健全な成長を目指す法案を作成した。

韓国政府は、関係部署合同で「未成年の芸能人に対する権利保護改善法案」を作成し、第119回政府業務評価委員会に報告したと28日に明かした。

「未成年の芸能人に対する権利保護改善法案」は国務調整室の主管で文化体育観光府や放送通信委員会などの関係部署と民間の協会団体が話し合いをとおして、「夢・志望」、「進入・契約」、「デビュー・活動」、「その他」など、段階別に保護法案を作成した。

「夢・志望」段階では、未成年の芸能人が未登録の芸能事務所から金銭を要求されるなどの違法行為にさらされないようにするため、大衆文化芸術情報システムに芸能人志望者の参考になる情報を追加する。

また毎年、登録された芸能事務所を一斉整理し、実態把握とが難しかった芸能人養成所を大衆文化芸術産業実態調査の対象にして、調査を行っていく。

政府は「進入・契約」段階で、透明性が高く公正なオーディションの体制を確立し、標準契約活用度を高め、不公正な契約締結を防止していくと明かした。

これは芸能人の主要デビュー経路であるオーディションが、ほとんど“コネ”で行われており、オーディションの情報の非対称性を悪用した結託・詐欺などの違法行為が発生する可能性が高いと判断したためだ。

今後は未成年者を対象に放送出演標準契約書を準備し、放送に出演する未成年者に対する保護を強化し、「大衆文化芸術人 標準契約書」も現実を反映して3年周期での再検討と補完で活用度を高めていく予定だという。

政府は、「デビュー・活動」段階で、長時間労働や夜間撮影など休息権や学習権の侵害および、セクハラ・性暴力などの違法行為からの未成年芸能人保護を強化していくと話した。

放送に出演する未成年の芸能人の権利を保護するために、キー局を対象とした「放送出演標準政策指針」も準備し、保護条項に対する過料規定を新設し、性犯罪被害の被害通報があった場合、未成年の芸能人を優先する方針だ。

政府は未成年の芸能人および練習生が心理的・情緒的支援を受けられるように、未来に関する不確実性、早くからの社会活動によるストレス、デビューに関する悩み相談など、心理的な相談ができるようにシステムを拡充しいていくことも発表した。

今後「未成年の芸能人に対する権利保護改善法案」が円滑に履行されるよう、政府は改善法案に対する部署別の推進状況を半期別に点検していく計画だ。

 

WOW!korea提供

 

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