毎週日曜日の午後11時から、NHK総合テレビで放送されていた『100日の郎君様』の最終回が終わった。主役のド・ギョンスが、本当に面白い演技を披露していた。
飄々とした演技を見せるド・ギョンス
『100日の郎君様』で、ド・ギョンスが演じている役は世子(セジャ)のイ・ユルだった。
子供のときに悲しい出来事に見舞われ、大人になっても心を閉ざしている。そのために常に不機嫌で、周囲の人たちを困惑させてばかりいた。
そんなイ・ユルが暗殺団に狙われ、かろうじて助かったが記憶喪失になってしまった。そのうえで、村人として別人の人生を歩むことになる。それがウォンドゥクだ。
ウォンドゥクは、ホンシム(ナム・ジヒョンが演じている)と夫婦になったのだが、かつては世子という王族だったので、まるで庶民の生活というものがわからない。
NHKで6月7日に放送された第4話では、ウォンドゥクのダメ亭主ぶりが次々と明らかになっていった。
特に、高利貸しに騙されて、高価な品物をたくさん買ってしまったのは致命傷だった。これではホンシムが激怒するはずだ。
それでもウォンドゥクはずっととぼけたままだ。飄々として演じるド・ギョンスは、見ているほうがニヤニヤしてしまうほどだ。
『100日の郎君様』が毎回楽しくて仕方がなかった。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
コラム提供:ロコレ
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