「コラム」入隊前のパク・ボゴム特集11「試練を慈愛に昇華させた!」

韓国でパク・ボゴムが評されるときは、「爽やかな青年」という表現がよく使われる。彼を見ていると、恵まれた環境でスクスク育ったように思われるのだが、実際はまったく逆だった。パク・ボゴムは試練を乗り越えて大きく成長したのである。

 

今の彼があるのは?
パク・ボゴムは1993年に生まれた。
小学生のとき、最愛の母親が亡くなった。
中学生のときには父親が起業したのだが、事業に失敗してしまった。中学生なのに連帯保証人になっていたこともあり、パク・ボゴム自身も借金を背負うことになった。
さらに彼は、俳優活動を始めたあとも、負債のために自己破産をせざるをえなかった。このように、10代の頃からパク・ボゴムには様々な試練があった。

それでも、彼は卑屈にならなかった。
むしろ、他人への思いやりや前向きな人生観を身につけたのである。
「神様はその人のために、がんばれば乗り越えられる試練を与える」
そういう言い方がある。
パク・ボゴムも、自分が試練に負けないでがんばったからこそ、今の彼があるのだ。
つまり、「爽やかな青年」は自然に生まれたわけではない。悲しんで、挫折して、苦労して……その末に、パク・ボゴムは多くの人に愛される慈愛の精神を身につけた。

それは、演技のうえでも生かされている。
たとえば『雲が描いた月明り』。主人公のイ・ヨンは苦労の連続だったが、決して諦めず、困難に打ち勝っていった。それは、演じたパク・ボゴムの人生そのものであった。
今後も、パク・ボゴムは様々な作品で粘り強い主人公を演じてくれるだろう。試練を乗り越えた彼は、強い精神力を持って今後の俳優人生を歩んでいく。

文=「ロコレ」編集部

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コラム提供:ロコレ

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2020.08.29