ムン・ガンテが答えないと、「違うの?私が思い違いをしているのか?そんな訳ないじゃない」と問い返したが、ムン・ガンテは口を開かなかった。すると、コ・ムンヨンは「いつから知っていた?」と涙を流し、ムン・ガンテは「あまり経っていない。ところで君は君のお母さんと違う。僕は君から離れないよ。コ・ムンヨンはただ僕が子供の頃好きになったコ・ムンヨンだけだ」と答えた。しかし、コ・ムンヨンは「偽善者」と言った後、1人で嗚咽した。

以降、ムン・ガンテはコ・ムンヨンに「僕も最初は否定し、とても悔しく恨んだりもした。しかし、それは何の意味があるのか。ただ、君が僕を見て笑えば全部忘れてしまえば良いのに。蝶も僕たちの母親も全て忘れて、ただ僕たちだけが残るのに。ムンヨンである君に間違いはない。僕たち何のミスなんて無い」と慰めた。

翌朝、ムン・ガンテはコ・ムンヨンに「君のお父さんの周りでおかしな事があった。それで知った。君のお母さんが生きているということ。病院の看護師長パク・ヘンジャだ。兄さんの作品に絵を描いて消えた」と話した。

これにコ・ムンヨンは「その女であるはずがない。いくら目鼻口をすっかり全て直したっても分からない訳がない。あり得ない。地下室の蝶のブローチも消えた。全部見守った。すぐに消えて」と怒った。 すると、ムン・ガンテは「僕が君を守ると言ったじゃないか。僕は離れない」と興奮するコ・ムンヨンを抱きしめた。コ・ムンヨンは「どうか逃げて。お願い。どうか」と、すすり泣いた。

コ・ムンヨンは化粧台の奥深くに隠しておいた母親の本を取り出して、評論家に連絡した。 以後、ポータルサイトにはソ・イェジの母親が書いた「西魔女の殺人」完結編をイ・サンインの出版社から発売するという情報が広がった。コ・ムンヨンは鏡を見て、「私の元に早く来て、お母さん」と独り言を言った。

出版社の知らせに驚いたイ・サンインはコ・ムンヨンを訪ねた。コ・ムンヨンは「ムン・ガンテ。あの子は蝶を捕まえられない。私が捕まえるつもりだ」と述べ、イ・サンインは「そうでなくてもド・ヒジェ先生から私に連絡が来た」と答えた。すると、コ・ムンヨンは「私が会う。そこはどこだ」と興奮して、2人は城を出た。

しかし、これはムン・ガンテがコ・ムンヨンを城の外に出させようとして企んだことだった。ムン・ガンテはパク・ヘンジャがムン・サンテを拉致した後、呪われた城へ来いという電話を受けていた。

不審さを感じたコ・ムンヨンは「すぐに車を止めて。あそこに今ガンテが1人でいるじゃない」と言って車から降り、その時刻ムン・ガンテは呪われた城に行きパク・ヘンジャに会った。

WOW!korea提供

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