韓国のtvNで7月から放送されるイ・ジュンギの『悪の花』。彼が演じるのは残酷な過去を持った男だ。イ・ジュンギにとっては、2018年の『無法弁護士』以来の待望の主演作になる。
日常を騙し続ける男
最近の芸能界を見ていて、イ・ジュンギほど持続して主演作を撮り続けている俳優は他にいなかった。
たとえば、イ・ジュンギが兵役を終えて芸能界に復帰したときに主演したのが2012年の『アラン使道伝』で、それから1年に必ず主演作を撮っていた。
そのラインナップを見てみよう。
◆2012年『アラン使道伝』
◆2013年『Two Weeks』
◆2014年『朝鮮ガンマン』
◆2015年『夜を歩く士(ソンビ)』
◆2016年『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』
◆2017年『クリミナル・マインド』
◆2018年『無法弁護士』
こうして並べてみると、素晴らしい作品群である。しかし、2019年は「空白の1年」になった。
これは珍しいことだった。
とはいえ、今度はたっぷり休養を取ってから、新作に挑んできた。
新作の『悪の花』でイ・ジュンギは、日常を騙し続ける男を演じる……それが主人公のペク・ヒソンだ。
そんな男の過去を暴こうとするのが、刑事になっている妻であるというところが、二重の恐怖を生み出している。
この妻を演じているのがムン・チェウォンだ。
イ・ジュンギとムン・チェオンが展開する「サスペンス&ラブ」の話題作が7月からいよいよ始まる。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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コラム提供:ヨブル