【時代劇が面白い】首陽大君(スヤンデグン)は弟の安平大君(アンピョンデグン)を悪意で死罪にした!

 

首陽大君の悪意
不思議なのは、癸酉靖難(ケユジョンナン)の際の安平大君に関する記録があまりにも少ないことだ。
いくつかどうでもいいような日常のことが残されているだけで、癸酉靖難と直接関わりのある記録は、つかまったときに金宗瑞に簡単な伝言を残したということのみだ。
首陽大君の主張によると、安平大君は反逆の中心ということになる。それなのに、彼についての記録があまりに少ないのはなぜだろうか。

結局、安平大君にはこれという動きがなかったという証ではないのか。そんな彼を無理やり反逆の首謀者に仕立てあげようとしても、それにふさわしい証拠が何一つなかったということではないのか。
そこに、兄である首陽大君の悪意を感じる。

こうして政局を主導していた王族と大臣たちが首陽大君とその一派の手によって殺されて、首陽大君が絶大な権力を得ることになった。

 

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コラム提供:チャレソ

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2020.05.26