【徹底解説】芸能人らも厳罰求めSNSリレー、韓国を揺るがす「Telegramのn番部屋事件」とは?

 

「博士(パクサ)部屋」を運営し、課金制にすることで多額の金を得ていた人物が身柄を拘束された。この人物はチョ・ジュビン(25)。
現地報道によるとチョ容疑者は2019年秋ごろにTelegramチャットルームに姿をあらわし、自身が運営する部屋を「博士部屋」と名付けた。

チョ容疑者は、身元特定を防ぐために仮想通貨を用いて支払わせることを思いつく。料金は第1レベル:およそ20万円(約1万8000円)、第2レベル:およそ70万ウォン(約6万3000円)、第3レベル:およそ150万ウォン(約13万円)とレベル分けし、レベルがあがる(料金があがる)ほど過激な動画が閲覧できるように設定していた。

チョ容疑者は悪行に手をそめる一方で、保育施設でボランティア活動に参加するなど、”善良ぶる”姿に「鳥肌がたつ」と話す人も多い。

また、韓国人の多くはチョ容疑者など運営者だけを加害者だとは思っていない。閲覧した20万人以上のユーザーも「同様に加害者である」と主張。これらユーザーの情報も「1人残らず公開すべきだ」と声をあげている。

■事件の被害者は?

調べによると、被害者の人数は70人を超えるという。未成年者も含まれていることもわかっている。
被害者は「アルバイト」として募集され、応募時点で個人情報を提供。この際、際どいセクシーな画像も送信させ、後々の”脅迫の手段”に使われた。
「家族に見せる」と脅して、より過激なシーンを撮影させていたという。
また「これ以上過激なことをしたくなければ、知人(女性)を連れてこい」と脅し、被害者は拡大していった。

一部情報によると、TwitterなどのSNSにセクシー(性的)な画像や動画を公開して「いいね数」を稼いでいたユーザーを狙ってアカウントをハッキングし、盗んだ個人情報を利用して脅迫していたという。

一部の動画では、被害者の肌に「奴隷」と刻まれるシーンもあると報じられ、それら猟奇的な内容も社会に衝撃を与えている。

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2020.03.25