映画界が新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の直撃弾を受けて呻いている。当初は、3月公開予定の映画の主役がPRのため人気バラエティ番組に出演しているが、いざ公開日が決まらず残念な限りだ。
1月末に新型コロナの最初の患者が発生し、2月には感染病危機警報が深刻段階に格上げされた。11日現在、患者は7755人と確認された。新型コロナが拡散したことで観客の安全を考慮して50編余りの映画が公開を延期した。
映画館には観客もいないし新作もない。11日の映画館入場券統合コンピュータ・ネットワークによると、10日1日に映画館を訪ねた総観客数は5万1382人と集計された。これは、2004年以来16年ぶりの最低水準だ。
状況がこうなので、一旦公開を延期した映画はたやすく公開日を決めることができない状況だ。このような中で、3月公開を前にPR活動を始めた映画がTVのバラエティ番組などを通じて紹介されている。
7日には、3月公開予定だった映画「コール」の主役パク・シネ、チョン・ジョンソ、キム・ソンリョンが「知ってるお兄さん」に登場した。３人は映画のPRのためにバラエティ番組に出演して特別なセンスと魅力を発揮して好感度をいっそう高めた。映画に対する期待が高くなった状況だが、公開日が確定されず残念だ。
俳優を始めとする映画関係者全てが状況を注視して地団太を踏んでいる状況だ。観客も指折り数えて待つが、期待作に会うことができない状況が残念だ。新型コロナの事態が1日も早く終わることを皆が願うだけだ。
