金夫人は「牛肉のバラ肉はとても脂っぽく豚肉の肩ロースを使った。そして長ネギだ」とし、「私の計画は長ネギだった。“長ネギチャパグリ”だ」と言い、ポン監督は「実はチャパグリを一度も食べてないのにシナリオを書いた」と述べ「おいしい」と答えた。
昼食会でポン監督は、「私はシナリオを書く速度が遅い」と突然告白した。ポン監督は「映画『王の男』を作ったイ・ジュンイク監督は1年に1作品ずつ書くが私は速度が遅い。 しかしイ・チャンドン監督よりは少し早い」と語った。
そしてポン監督は「イ・チャンドン監督は1人で書き1人で始末してしまったので、誰もシナリオを見た人がいない」とし、「私は全部見たい。その1行が芸術だ」と述べた。 そして「陶芸家が陶磁器窯で焼いていて少しでも気に入らなければ割ってしまうのではないか」とし、「私たちが見るには、その方が廃棄したシナリオを私たちが持ってきて撮ったらものすごい作品になるだろう」と明らかにした。
ソン・ガンホはポン監督の映画『殺人の追憶』の名場面とされる最後の場面に対するエピソードも紹介した。ソン・ガンホがカメラを見つめたその場面は、ポン監督が犯人が劇場に来るだろうと思って計画した場面だ。
ソン・ガンホは「ラストシーンは実は撮影序盤に撮ったものだった。稲の収穫のため」とし、「残りの撮影を想像しながら撮影しなければならなかった。3つのバージョンを用意した。3テイク撮った」と説明した。
昼食後、文大統領は“パラサイトチーム”を本館の大統領執務室と接見室に案内した。
文大統領はチョン・ヒョンジュンに「大統領の机に座ってみたら」と提案し、チョン・ヒョンジュンがすぐに椅子に座るとポン監督とキャストたちは父や母のような笑みを浮かべた。
最後に“パラサイトチーム”は執務室で団体写真を撮ったり、文大統領と単独写真を撮った。さらに文大統領は本館から緑地園前の橋まで散歩しながら彼らを見送った。
一方、パク・ヤンウ文化体育観光部長官は、文化体育観光部が独自分析した『パラサイト』の経済効果が1兆4000億ウォン(約1400憶円)だと説明した。パク長官は「国家イメージ向上、広告、輸出など韓国文化観光研究院が計算してみると、およそ2兆ウォン(約2000憶円)程度」と明らかにした。
WOW!korea提供
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