韓国文大統領、映画『パラサイト』チームと昼食会を開く…夫人はチャパグリでもてなす

文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領と夫人の金正淑(キム・ジョンスク)氏は20日、映画『パラサイト 半地下の家族(以下、パラサイト)』の関係者たちとの昼食会で、今後の計画やチャパグリ、ロケ場所の選定など映画と関連した虚心坦懐な裏話を交わした。

文大統領はキャストたちに「次の計画は何か」と尋ね、チェ・ウシクは「仕事を熱心にしながら過ごすことになるだろう」、チョ・ヨジョンは「私は少し休む」、ポン・ジュノ監督は「ソン・ガンホ主演の『非常宣言』という映画も来月公開する」と述べた。

「一番多く聞かれた質問は何か」という質問にイ・ジョンウンは「映画の中の配役のために『とても変な方だ』という話をよく聞いた」とし、子役のチョン・ヒョンジュンは「演技が重要で、学校に一生懸命通わなければと思った」と述べた。パク・ソダムは「もうすぐ新しい映画とドラマをやる」、チョン・ジソは「『パラサイト』の後、初めてドラマの主演をやることになった」と伝えた。

文大統領は「『パラサイト』では印象的なシーンが多いが、撮影場所はあらかじめ頭に入れておくのか」と尋ねた。これにポン監督は「ロケハンを組んでいる。シナリオにありそうな場所をくまなく調べる」とし、「ロケハンがロケ地の紫霞門(チャハムン)のトンネルを撮ってきたが感じがよかった。候補の中に紫霞門トンネル、アヒョンドン、厚岩洞(フアムドン)陸橋、昌信洞(チャンシンドン)などがあった」と答えた。

文大統領は俳優のソン・ガンホに「出演作品の中で私は一番よかったのが、無名時代の『ナンバー3』のチンピラ役だ」とし、「本当に予感した。大成功をするような予感がした。ところが経歴にはあまり出てこなかった」と声をかけた。

これにソン・ガンホは「珍しい演技をしたため、特異な俳優、変な俳優が現れたと話題にはなっていた」とし、「20年が経ったので『ナンバー3』という映画を分かる人がいても若い方たちはよく知らない」と笑った。

製作会社「パルンソンE&A」のクァク・シネ代表は『パラサイト』の興行収益について、「収入精算は今年末か来年ぐらいに出る予定」とし、「今は期待している」と伝えた。

会話中に金夫人が準備した「チャパグリ」が登場した。金夫人は「私も計画があった。 私が昨日の午後ずっとセッティングしたチャパグリ」だとし、「ネギを買いイ・ヨンボクシェフにどう作るのか聞いた」と明らかにした。

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2020.02.20