「パラサイト」がアカデミー賞前哨戦で受賞 オスカー有力に

韓国のポン・ジュノ監督の映画「パラサイト 半地下の家族」で脚本を担当したポン氏とハン・ジンウォン氏が、1日(現地時間)に開かれた全米脚本家組合(WGA)の授賞式で最高賞となる脚本賞を受賞した。米誌バラエティーなどの海外メディアが報じた。

「パラサイト」は、「1917 命をかけた伝令」「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」「マリッジ・ストーリー」などを制して受賞を果たした。

WGAは毎年脚本、脚色分野で映画やテレビ、ラジオドラマを対象に授賞し、アカデミー賞の前哨戦としての性格を持つ。WGAの脚本賞受賞作は2016年に映画「スポットライト 世紀のスクープ」がアカデミー賞作品賞、脚本賞を受賞したほか、翌年も「ムーンライト」が同作品賞と脚色賞、18年には「ゲット・アウト」が同脚本賞を受賞している。これにより、「パラサイト」が9日に開かれるアカデミー賞授賞式で脚本賞などを受賞する可能性がいっそう高まった。

「パラサイト」の美術監督を務めたイ・ハジュン氏も、全米美術監督組合(ADG)賞で美術賞を受賞。同作は米映画界の主要職能団体が主催する賞のうち、全米映画俳優組合(SAG)のキャスト賞(作品賞)、 米脚本家組合(WGA)の脚本賞、米映画編集者協会(ACE)の編集賞にも輝いた。

「パラサイト」はアカデミー賞作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、美術賞、国際長編映画賞(旧外国語映画賞)の6部門にノミネートされている。

一方、強力な対抗馬の「1917  命をかけた伝令」は全米製作者組合(PGA)作品賞、全米監督協会(DGA)監督賞、全米撮影監督協会(ASC)撮影賞を受賞。アカデミー賞では10部門にノミネートされており、オスカーをかけた両作品の争いはさらに激しくなる見通しだ。

 

WOW!korea提供

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  • 2020.02.03