ソジンの娘イェソを演じたキム・ヘユンは、本作で「第 55 回百想芸術大賞」テレビ部門の新人演技賞を獲得した有望株。家族
の期待を一身に受け、ソウル大医学部入学を目指すが、成績至上主義でワガママな性格のせいで、クラスメイトからも一線を置かれてしまう存在に。キム・ソヒョン演じる入試コーディネーター・ジュヨンに出会いさらなる自信をつけていくかと思えば、プレッシャーに押しつぶされ予備試験に失敗したり、“SKY キャッスル”に引っ越してきた同級生のウジュに淡い恋心を抱き、同じく同級生のヘナにライバル心をむき出しにする場面も…。完璧なエリート学生で勝気なイェソだが、時折見せる“少女らしさ”や不器用な優しさも表現し、演技の緩急を見事に表現した。そして、そんな彼女は、最新作「偶然発見した一日」(原題)のヒロインを演じ、「2019MBC 演技大賞」で女性新人賞を受賞し、本作に続き快進撃を続けている。
また、イェソの想い人ウジュを演じたのは、人気アイドルグループ“SF9”の末っ子でメインダンサーのチャニ。「私の心が聞こえる」(2011)ではキム・ジェウォンの子役として、「優しい男」(2012)ではソン・ジュンギの子役としてなど、子役イメージも払拭し着実な演技経験を積み、「シグナル」では優しい兄役を演じ存在感を示した。そして、本作では“SKY キャッスル”に住む受験生の中でも、中立的なポジションを取り、成績優秀で誰もが理想とする好青年を好演し、とある事件で葛藤する悩める姿も披露した。強烈なキャラクターが多い中、物腰優しい振る舞いやイケメンすぎるそのビジュアルは、一服の清涼剤的存在を放ち、“チャニ萌え”した女性も続出。さらなる進化を遂げた“演技ドル”チャニに注目したい。
(3ページに続く)
・SF9チャニ、ドラマ「善徳女王」の花郎役でデビュー…“セリフはたったひと言”
・<トレンドブログ>「空腹者たち」SF9チャニ、24時間空腹維持ミッションに挑戦!
・SF9チャニ、”14歳の時にキム・セロンと「不朽の名曲」に出演した”と驚きの告白
・SF9チャニ&ダンスチーム1MILLION、「Enough」の新しいパフォーマンス公開(動画あり)