2019年を騒がしくした歌謡界の事件は何だろうか。大衆歌謡専門家は、今年を動かした事件としてMnet「プロデュース101」操作事件と「バーニングサン事件」を挙げた。
ニュース1は2019年の年末を迎え、大衆歌謡の専門家を対象に、「2019年最高の歌手」のアンケート調査を実施した。今回のアンケートには、音楽企画会社の関係者と放送関係者、作曲家など計21人が参加した。
28日、ニュース1のアンケートの集計の結果、全21票のうち「バーニングサン事件」が7票で1位に上がった。 「プロデュース101」の操作事件が6票で2位を占めた。専門家が選んだように、二つの事件は今年上半期と下半期を揺るがした希代の事件だった。
◇クラブバーニングサン事件
クラブバーニングサン事態は、現在まで続いている議論であり、V.Iとチョン・ジュニョン、ヤン・ヒョンソクYGエンターテインメント前統括プロデューサーまで召喚した大型事件である。これは昨年、クラブバーニングサンの従業員に暴行を受けた客がコミュニティに文を書いたことから始まった事件で、この過程でバーニングサンの取締役がBIGBANGのV.Iということが明らかになり、論議が始まった。
その後、バーニングサンで薬物の流通と警察の癒着、性犯罪などが起きたという疑惑が提起され事案が大きくなり、最終的にV.IがBIGBANGから脱退してYGと契約を解約するに至った。
これにとどまらず、バーニングサン事件を調査していた中、V.Iが売春斡旋や海外遠征賭博疑惑を受けた。この過程で、ヤン前総括プロデューサーも売春斡旋の容疑を受けた。ヤン・ヒョンソクは売春斡旋の容疑については証拠不十分で不起訴処分を受けた。現在、遠征賭博疑惑などについて捜査が残っている。
ここで警察がV.Iの疑いを調査していた中、チョン・ジュニョンが属する団体チャットルームでは違法な性関係動画が共有された事実が知られ、再び議論になった。また、チョン・ジュニョンとFTISLAND出身のチェ・ジョンフンは、泥酔した女性を集団性暴行した疑いで、それぞれ6年と5年の実刑宣告を受けた。二人とも控訴した状態だ。
今回のアンケートに参加した歌謡関係者たちは「麻薬と売春、警察の癒着疑惑など、かなりの犯罪を網羅した衝撃的な事件」とし「今年上半期の歌謡界を暗くした現在進行形の事件」と述べた。
また、「今まで見られなかった芸能界最大の事件」とし「一部の芸能人の誤った行為に対する警鐘を鳴らす事案であり、芸能界で再び起こらないようにする必要がある」と付けくわえた。
◇「プロデュース101」投票操作事件
Mnet「プロデュース101」シーズン4にあたる「PRODUCE X 101」が放映終了した今年7月、最後の11人を選ぶ投票の結果が放送されるやいなや投票操作事件が勃発した。 11人の票数が同じパターンで繰り返されることを認知した視聴者が大々的に疑惑を提起したからだ。
疑惑の初期、Mnetは「操作はなかった」と否定したが、すぐに摘発された。無条件に否定するMnetに対応するため、視聴者の一部が集まって検察に告訴し、警察の家宅捜索と調査結果、演出をしたアンPDとキムCPが他のシーズンでも操作をしたという事実が明らかになった。二人も調査でこれを認めた。
加えてアンPDの場合、いくつかの所属事務所に接待を受けた事実も明らかになり、オーディション番組への不信が広がった。ソウル中央地検は今月初め、Mnet所属のアンPDとキムCPを業務妨害や詐欺容疑などで拘束状態で起訴した。練習生の夢を無視し、操作をしたことに対する批判は依然として続いており、韓国の放送や音楽産業構造自体に対する省察の声もますます高まっている。
歌謡関係者たちは「全国民への詐欺劇という修飾語がついた今回の事件を通じて、放送局の誤った行動がどのように多くの人々に被害を与えるのかを見せてくれた」とし「公正でない社会に対する不信が高まった状況で、K-POPにまで影響を及ぼした」と明らかにした。
「プロデュース101」の操作事件とバーニングサンゲートをはじめ、歌手ソルリとハラの死も、今年全国民を悲しませた事件に挙げられ、音源買い占め議論、キム・ゴンモの性的暴行の疑い、防弾少年団の世界的な活躍も歌謡界を動かした事件だった。
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