※ドラマのあらすじや内容が一部含まれています。
女優ハ・ジウォンが、JTBCドラマ「チョコレート」で誰かを見送った痛みを感動で伝え、視聴者の心をつかんでいる。
13日に放送された「チョコレート」5話では、ハ・ジウォン演じるムン・チャヨンのホスピス病院での出来事が描かれた。
チャヨンはデパート崩壊事故のトラウマに苦しんでいた時にガン（ユン・ゲサン）に助けられた。そしてホスピス病院でガンと再会する。病院の患者であるノイン（オ・ヨンス）から「ジャージャー麺を食べに行こう」という提案を断れずに連れていかれたのだが、外部の人間が患者を外出させたとガンからひどいことを言われた。
実はノインは自分を置いていなくなった息子と再会するために毎日中華料理店に行こうとするのだったのだ。ガンから外出禁止を命じられたノインは、チャヨンに再び「ジャージャー麺を食べに行こう」とせがんだが、徹底的に断られると、チャヨンの弟テヒョン（ミン・ジヌン）に同行を求めた。事情を知っていたテヒョンは「待っても絶対に戻ってきません。僕も姉さんを捨ててしまって知っているし、母さんから捨てられたからよく知っている」と冷たい反応を見せた。すると激怒したノインは、テヒョンを棒で殴り始めた。
その様子を見たチャヨンは、ノインが理性を失って棒を振り回すと、テヒョンをかばって自分が何度も打たれた。日ごろは相次ぐ弟の非常識な行動に怒りを見せ、縁が切れるのを望んでいたチャヨンだが、深い“弟愛”が見える瞬間だった。
散々棒を振り回したノインは、意識を失った。一度目覚めると「もう少し寝なきゃ」と言って再び目を閉じた。その間、チャヨンはノインのために心込めてジャージャー麺を作ったが、病室ではノインがこの世での活動を終えたと聞いて絶望した。少ししてチャヨンは中華料理店にノインが忘れていった帽子を取りに行った。そこにガンが現れ、「私とジャージャー麺を食べます？」と言うと、ノインの分まで3つ注文して食べ始めた。目に涙をためながらジャージャー麺を混ぜ、ノインが好きだった白酒まで頼んだのだった。
ためらわずに弟の犠牲になったり、また縁のある人の死に心から冥福を祈ったりするチャヨンに対する女優ハ・ジウォンの熱演は、視聴者の心を同情の涙で濡らした。
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