人気グループ防弾少年団（BTS）の偽グッズや偽バイアグラまでなど、今年１年間、仁川（インチョン）空港で摘発された違法輸入物品が過去最高を記録した。

27日、関税庁仁川本部税関によると、今年1月から10月まで、犯罪多発貨物を選別し入港後から輸入通関前まで監視・検査する管理対象貨物運営の結果、不法輸入品の摘発件数は合計169件となった。

件数を見ると、前年同期間58件と比較すると191％増加した数値だ。

摘発金額も前年1210億ウォン（約121億円）に比べ1278億ウォン（127億円）となり5.6％ほど増加したことが分かった。これは歴代最大摘発件数と金額を更新した数値だ。

摘発された違法輸入物品を種類別にみると、偽造商品が120件で最も多く、密輸入が34件、原産地表示違反が15件と続いた。

摘発品目としてはタバコ、偽バイアグラなどの違法ED治療剤、医薬品、鹿茸の切片、唐辛子など食品類、玩具類、および文房具、高級ブランドなどである。

特に今年は、韓流の影響で有名歌手のグッズやバトルグラウンドのキャラクター商品など、韓国内の商品を偽造したものが最も多く摘発された。

実際、バトルグラウンドのキャラクター製品は2万点で最も多く、防弾少年団（BTS）の登録商標である「BT21」の偽商品も約1万5000点だった。

KakaoTalkやLINEのキャラクター偽商品も相次いで摘発された。

輸入業者は、ブランド品の商品ラベルをまるでデザインの一部であるかのように偽装したり、輸入申告品目から除外する手法を使っていた。

税関の関係者は「韓国商品の人気が増え違法輸入品が増加している中、密輸業者の手口も巧妙化している」とし、「取り締まり強化により細かい網目を構築し、国家安全と国民の健康の保護に最善を尽くす」と述べた。

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