「インタビュー②」ジコ(ZICO)、”Block Bで活動した時よりもっとしょっちゅう一緒に集まる”

Q.創作は自身にとって苦痛でしょうか、解消でしょうか?
ジコ : 音楽作業をする時は苦痛に感じますが、発表してからは解消されると思います。

Q.大衆が期待するジコと自身が表現したいものの間で中心はどこに置きますか?
ジコ : 今回のアルバムには、愉快だとか快感を刺激する曲は多くありません。最初はファンの要求も満たさなければならないから愉快な歌詞、軽快なサウンドで作りましたが、それが自然なのではなくて楽しい振りをするという感じがしました。率直な音楽をしたかったです。とは言っても、不足な部分を満たすためにラップだけの曲も作って入れました。重くて感性的な曲だけあると、聴くという楽しさが減る可能性もありますから。

Q.フルアルバムなのでプレッシャーも大きかったと思います。
ジコ : むしろフルアルバムなのでいっそう力を入れてはいけないと思いました。持っていた緊張感を減らすとアルバムの緩急を調節できると思いました。そんな態度で作ったし、自然に歌にも溶け込んだようで自ら満足しています。

Q.最近Block Bのメンバーが集まった写真が話題になりましたね。
ジコ : 軍服務中のテイル兄さんが休暇で、ちょうど皆時間があって集まりました。このごろは、Block Bで活動した時よりもっとしょっちゅう集まります(笑い)。

Q.Block Bでもアルバムを出す可能性はありますか?
ジコ : 会ってBlock Bでの活動について特別話はしませんが、時が来れば後で相談する可能性もあります。

Q.今回のアルバムで聞きたい評価がありますか?
ジコ : 愉快で楽しくうきうきしたい時だけ聴くミュージシャンではなく、多くの感情を感じてヒーリングされて共感して応援されるミュージシャンに生まれかわりたいです。

Q.1stフルアルバムを一言で表現してください。
ジコ : 「ジコの動揺」です。認めたくない動揺から出た、多くの悩みと考えを盛りこんだアルバムだからです。

Q.デビュー9年目、もう誰かのロ-ルモデルになりました。どんな気分ですか?
ジコ : 皆が注目する位置に上がったということは自尊感情を育ててくれると同時に責任感も生まれます。自尊感情を得たから、それほど音楽やまた別の面でも失望をさせないために努力しなくてはいけないと思います。

Q.これからの活動計画はありますか?
ジコ : 今回のアルバムで音楽番組には出演しません。ステージはコンサートを通じてお見せしたいです。ニューメディア時代に歩調をあわせてYouTubeなどを通じて多様な姿をお見せしようと思います。笑わせるために無理をすることは僕の道ではないような気がするので、バラエティ番組に出演するよりは教養番組がずっと楽です(笑い)。機会があったら『私は自然人だ』に一度出てみたいですね。楽しく見ているんですよ、ハハ。

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2019.11.08