また、インジュンとの政略結婚を狙うスヒョンを演じたソ・イヒョンのビンタが印象に強く 残っているようで、2人は「ビンタが多いドラマ」に認定。斎藤はこの現象を「韓国のドラマや芸能は身体性が高く、殴り方も綺麗。セリフもは っきりしているドラマなので韓国語を覚えるのにも適している」と称賛した。
また、フリーターのウィゴンを演じたSUPERNOVAのユナクを「グル ープではリーダーでクールにキメているが、本作では弟キャラ。新鮮だった」と田代が語ると、「本当に可愛かった。実際の年齢を聞いて騙され た」と驚きを隠せなかった様子の斎藤。
さらに「弟キャラが韓国のドラマで注目されるのは時代の変化もある。お姉さんたちが育てたり、愛を 育んだり、人間関係が成長していくのが面白い」とコメントし、本作の一番のポイントを「演じる役者も含め人間関係の濃さや選択をする時 の描き方が強烈で素晴らしい」と畳み掛けた。
また、今やK-POPの流れから“K文学”と称され、書店で韓国の小説が並んでいる現状 だが、“K文学”が少し敷居が高いイメージもあるが、ドラマと小説の共通点などを尋ねられ た斎藤は「日本ではあまり馴染みがないですが、共通点ははやり人間関係が濃密な所。そ れによって様々なことが起きるドラマが面白い。
韓国の社会は変化が急激で、世代間の経 験に相違がある。ひとつの家に3世代暮らしていたら、経験の差があるため衝突も起きる。
さらにそれが、A家とB家となると、ドラマとしてつまらないわけがない」と、韓国のお家事情も 説明。そして、「正論を言う」という「正しさ」へ強烈な指向性があるという韓国の小説やドラ マは、弱者が強者に虐げられることに、きちんと反撃してすることが描かれていて、このドラマ で堂々とヘラが主張するのも納得と太鼓判を押した。
そして、さらに自身が邦訳を手掛けた 「82年生まれ、キム・ジヨン」(韓国で100万部越えのベストセラー)では、幼少から結 婚、就職、出産を経て、女性の壁にぶつかる姿を描いており、「彼女の経験に読者は自分 を重ね合わせて共感を得ている」とし、“だが、すぐ目の前に見える効率と合理性だけを追 求することが、果たして公平といえるのか。
公平でない世の中で、結局何が残るのか。残っ た者は幸福だろうか”というセリフを例に挙げ、「これこそ正論!」と、会場内の女性観客がう なずく姿もあった。
そして最後は、チュ・サンウクのサイン入りポラや本作の韓国版サイン入りポスターなどが当 たる抽選会が行われ、場内は大盛況にて終了。
観客は韓国ドラマと韓国文学がより身近になったひとときを過した。
「偽りのフィアンセ~運命と怒り~」
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