2018年に映画「万引き家族」でカンヌ映画祭最高賞を受賞した是枝裕和監督が、次回作の演出にプレッシャーは感じていないことを明かした。
是枝監督は5日、釜山海雲台区で開催中の「第24回釜山国際映画祭」ガラプレゼンテーション部門に選ばれた映画「真実(是枝裕和監督)」の記者会見を開いた。
是枝監督は「本作品の企画は2015年にスタートした。パルムドール賞を受賞する前から制作の準備をしていた」と語った。
是枝監督は「パルムドール賞の受賞後にこの作品の企画を始めたならプレッシャーがあったかもしれない。ただ、普段からそういうプレッシャーは感じないタイプだと思う」とコメント。
続けて「カンヌでの受賞直後、イーサン・ホークに出演交渉をするためニューヨークに出向いた。イーサン・ホークは『こんな時にそんな言葉をかけられたら拒否できないでしょう」と言ってくれた。その時、『本当に受賞して良かった』と思った。カンヌでの受賞のおかげだと感じた」と打ち明けた。
映画「真実」は、フランスの大女優ファビエンヌと、その娘リュミール親子の再会を描いた作品。是枝監督が初めて海外でメガホンをとった映画で、今年のベニス映画祭開幕作にも選ばれた。
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