「コラム」FTISLANDのイ・ホンギが入隊する白頭山部隊はどんな部隊なのか

 

イ・ホンギは2019年9月30日に白頭山部隊の新兵教育隊に入隊する。ここから兵役をスタートさせるのだが、彼を受け入れる白頭山部隊はどこに位置していてどんな部隊なのだろうか。

写真=イ・ホンギのインスタグラムより

最前線の部隊

白頭山部隊(第21師団)が位置しているのは江原道(カンウォンド)の楊口(ヤング)郡だ。そこは韓国の最北端で、地形的には山岳地帯である。
そんな場所にある白頭山部隊は、最も長い距離の軍事境界線を守っている。
もし北朝鮮が南側に侵攻してくれば、楊口郡の北部が激戦地になるだろう。それだけ、白頭山部隊は最前線で韓国の国防を担っていると言える。
白頭山部隊は歩兵の師団であるが、それは「軍事境界線を守るための歩兵」がたくさんいるということを意味している。
そんな白頭山部隊は新兵教育隊を持っていて、ここでイ・ホンギは5週間の新兵訓練を受ける。
場所が山岳地帯だということを常に頭に入れておかなければならない。アップダウンが激しい場所なので、訓練でも足腰に負担がかかる。それだけ、ケガに注意しなければならない。

ただし、時期的には恵まれたと言えるかもしれない。韓国で10月は1年でもっとも過ごしやすい季節だ。
そんな時期に新兵訓練を始めるというのは、慣れない環境の中でも身体的には助かるに違いない。
なお、白頭山部隊のように最前線の師団で新兵教育を受けると、5週間の訓練が終わったあとも、同じ師団で最後まで軍務を務めるのが通例だ。
これを「自隊配置」と呼んでいる。
イ・ホンギも、白頭山部隊で新兵訓練を受けると、終了後も同じ部隊にとどまる可能性が高いと言えるだろう。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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2019.09.29