【おうちでハングルレッスン】【初級編11】Kポップファンのためのハングルかんたん講座

ケンチャナヨの使い方

ウィ「ファンミーティングのことを韓国では『ペンミッティン』(팬미팅)と言います。発音が日本語と違いますよね」
康「かなり違いますね」
ウィ「外来語の場合に単語の最初を強く発音するということが韓国語によくありますが、それに慣れると聞き取りも楽になります。『ペンミッティン ワ ジュショソ コマウォヨ』(팬미팅 와 주셔서 고마워요)とか『ヨロブン マンナソ チョンマル キッポヨ』(여러분 만나서 정말 기뻐요)とか、そんなふうに言うスターが多いと思います」
康「前者は『ファンミーティング、来てくださって、ありがとう』で、後者は『みなさん、お会いできて、本当に、うれしいです』。あるいは、スターが『マニ キダリョッチョ』(많이 기다렸죠)と言ったとき、『たくさん待ちましたか』という意味なので、『いいえ、構いません』という意味で『アニャ、ケンチャナヨ』(아니야, 괜찮아요!)と言うのはどうなの?」
ウィ「いいと思いますよ。すると、スターが『ムスン ノレ ハルカヨ』(무슨 노래할까요?)『何の、歌、しましょうか』という意味でファンに尋ねると、聞き取れたらファンのみんなは自分が好きな曲をリクエストすればいいです」

講師=ウィ・ソンジュン+康熙奉

(写真右)ウィ・ソンジュン(魏聖銓)

1968年ソウル生まれ。1992年に来日し、学習院大学で日本語日本文学博士を取得。現在は法政大学をはじめ、多くの大学で韓国語を教えている。著書は『New!韓国語&会話』(右文書院)など。コラムニストとして日韓の文化の違いについても論じている。

(写真左)康熙奉(カン・ヒボン)
1954年東京生まれ。在日韓国人2世。韓国の歴史・大衆文化や日韓関係を描いた著書が多数。主な著書は『ヒボン式かんたんハングル』『韓流スターと兵役』『韓国時代劇を楽しむための朝鮮王朝の歴史と人物』。

2020.05.14