映画「殺人の追憶」の真犯人、30年ぶりに検挙…ポン・ジュノ監督、"真犯人はB型で71年以前の生まれ"

そして「今日このイベントをした理由も犯人がこのイベントに来ると思いました。冗談ではなくて。私はその人物のキャラクターについてよく知っていると思います。長い間その人物に対して考えてきたからです。自己顕示欲の強い性格の持ち主で、自分がした行動やディテールな部分がメディアを通じて知られてほしい人物です。映画にも出た8次事件を見れば、被害者の陰部から桃が8切れ出ましたが、事実そのままです。それは自己顕示欲の強い行動です。理由もなく理解することができないそのような行動が、新聞やテレビを通じて出ることを願ったわけです。メディアを通じてその内容を確認したいというそんな性格を持った人物なので、映画を作りながら俳優たちとお酒を飲みながらも『公開されたら映画を見に来るだろう』と話しました。それで最後のシーンをソン・ガンホ俳優がカメラを見るように演出したりもしました。映画館に来た犯人と失敗した刑事が向い合うのを意図したこともあります」と話した。

またポン・ジュノ監督は、「過去10年間犯人に対して沢山考えましたし、血液型はB型です。86年の1次事件から見た時、犯行可能年齢は1971年以前に生まれです。ここにいらっしゃる方の中で、71年生まれ以前のB型を選んで後ろのドアを閉めて、身分証明書とともに毛髪をひとつずつ照らし合わせればいいです。映画にも出た9次事件の犠牲者である女子中学生のスカートから精液が出ました。警察が遺伝子情報をまだ持っています。もしここにいらっしゃったら毛髪と照らし合わせて犯人を捕まえることができます。そしてその方の性格上、自分がメディアに取り上げられることが好きな人で、10年ぶりのこんなイベントに十分に来る人物だと思います」と犯人の具体的な血液型まで明らかにした。

これと共にポン・ジュノ監督は、「そこ、今誰か出ますね。今」としながら映画館の出口を見て肝を冷や冷やさせたりした。
一方、「華城連続殺人事件」はすでに2006年に公訴時效が終わった事件で、犯人を捕まえても処罰することができないという。

邦題&公開決定_ポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』

・EXO スホ&スヨン&ポン・ジュノ監督ら「2019 JIMFFアワーズ」で受賞

・「ニュースルーム」ポン・ジュノ監督「変装して自分の映画も見て地下鉄も利用、誰も気づかなかった」

・映画「パラサイト」ポン・ジュノ監督、パク・ソジュンがそんなに有名だとは知らなかった?!

2019.09.19