既存の韓流フェスティバルとは異なる新概念のリレーSHOWとして今年初めての開催となった 『KO-FUN-SHOW』の初日が、赤頬思春期(BOL4)の公演からスタートした。
6月に待望の日本デビューを飾った女性2人組で、幅広い層から支持されている赤頬思春期(BOL4)は、8月のSUMMER SONIC以来の約1か月振りの来日。
開始すぐは緊張していたようだが、最大の魅力でもあるアン・ジヨンの可愛らしい歌声と、朗らかで自然体のジユンのキャラクター、一生懸命勉強しているという日本語と韓国語を絶妙な加減で織り交ぜたトークで、会場に集まった観客を魅了した。
ミディアムテンポの心地よいリズムとメロディに恋するリアルな女性の心情を描いた「好きだと言って」、「意地悪」で聴かせ、沖縄でミュージックビデオを撮影したという「私だけ春」、ハートダンスがかわいい「YOU(=I)」では会場を一体にさせた。
大ヒット曲で「Travel」では会場に爽やかな風が吹き抜け、日本語バージョンのデジタルシングルを発表したばかりの「Some」では、観客との掛け合いにもチャレンジし、完璧な出来に満足そうな2人の表情も印象的だった。
本編ラストに披露した、思春期の痛み、切なさを描き多くの人を癒してきた名曲「私の思春期へ」、アンコールで披露した大ヒット曲で、日本デビュー曲「宇宙をあげる」まで、多彩な楽曲で、2人の音楽性の高さを見せつける時間となった。
観客の皆さんからの質問に答えるコーナーやプレゼント用のオリジナルTシャツを制作するコーナーでは、高校の同級生の2人だからこその仲の良さが垣間見える瞬間も多く、思わず笑顔になってしまうキュートな魅力が爆発。
誰もが様々な場面で感じたり、思い出す、思春期の痛みを伴う切なさや愛しさを楽曲に込めた赤頬思春期(BOL4)の音楽は、自然体の2人が奏でるからこそ、より親近感を持って心に深く届き、心が癒されるのかもしれない。なお、10月にはJAPAN OFFICIAL FAN CLUBも開設されるというので、これからの日本での活動にも期待だ。
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