「取材レポ」WOOIL“彼女がいなくても、大丈夫?! ”WOOIL、LEN、チョ・ソンジェ笑顔あふれる3人3色単独コンサート開催!

DSC_021010月18(土)、19日(日)東京・二子玉川KIWAにて 3人3色単独コンサート『~ 秋のいろ(恋)2014_Ⅰ~』が開催され、「僕らのイケメン青果店~チョンガンネ~」や「RUN TO YOU」にも出演した若手ミュージカル俳優のチョ・ソンジェ、KBSの「私の生涯最後のオーディション」で美しいピアノの旋律と爆発的な歌唱力で優勝したピアノマンLEN(レン)、そしてRe-Broのメンバーとしても活躍し、R&Bのパワフルで魅力的な声を持つWOOIL(ウイル)、それぞれ活躍している3人が、持ち味を活かしたステージでファンを魅了した。

DSC_0041取材に訪れた19日夜の最終公演はWOOILの単独コンサート。客席が彼の歌声を待ちわびる中、ステージのライトが灯ると歌いながら現れたのはチョ・ソンジェ。これにはファンも爆笑し、「僕じゃない?すいませ〜ん(笑)」とお茶目に言いながらチョ・ソンジェはステージからはけた。そして再び曲がかかると大きな拍手と歓声に迎えられ、黒と白のボーダー柄のニット姿でWOOILが登場。「고무줄(ゴムひも)」を歌い上げた。

DSC_0044 「最後の公演になりましたね」とWOOIL。「僕はイケメンなので僕の顔を見てくださいね。歌うときは耳をふさいで(笑)」とユーモアもたっぷり。ファンと会話するように語りかけるWOOILにファンも応じるなど、客席とステージの距離が近い会場はすぐに温かい空気に包まれた。2時間あっても足りないというくらいトークも弾む公演に、「次回は5時間くらいやりましょうか」と冗談を言ってみせる。

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続いて「잠수교(願い橋)」を熱唱すると、ファンは静かにWOOILの歌の世界を味わった。「韓国には潜水橋という橋があって、雨が降ると橋が(川の中に)沈むんです。橋が沈んだら両岸に住む恋人同士はどうやって会うのだろうと思い、この曲を書きました」と曲ができた背景について説明。「この曲は実話ではなくて想像ですが、1曲目の『고무줄(ゴムひも)』は実話です」と明かした。
会場のファンを見渡しながら「日本の男性はいくつくらいに結婚するんですか?韓国では35歳くらいまでに結婚しないと家族や親戚に言われるんですね。日本では?30歳?私は33ですね…」と嘆きつつも、「僕は彼女がいなくても大丈夫です。だって皆さんと一緒にいますから」と笑顔を見せた。

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作詞作曲も行うWOOILは「비밀이 있어(秘密がある)」、「Dance with me」、新曲「늑대들
(狼たち)」などオリジナル曲をたっぷり披露。「Dance with me」では「この曲で旦那さんや恋人とダンスを踊れます。愛する人とのスキンシップはすごくいいみたいですよ。愛する人と愛し合ってください。僕は彼女がいないからどうすることもできないけど、皆さんは旦那さんがいるでしょう(笑)」とファンを茶化して楽しむ。

DSC_0056 また9月に出した新曲「늑대들(狼たち)」はFacebookに関しての歌だという。「カフェでも携帯ばかりいじっていて、話がないですね。好きな人のFacebookを見たりしてるのに、直接告白はできない」と言い、そんな社会現象を描いた曲だ、と1曲1曲に込めた思いや聴き所なども交えながら、WOOILは歌とトークで丁寧にステージを進めていった。

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DSC_0085中盤はチョ・ソンジェとのコラボステージ。「次はさっき間違って登場したソンジェ君!」と紹介すると、「ソンジェ君イケメンですよね?僕の若いときを見ているような気がする」というWOOIL。チョ・ソンジェ初の単独公演となった今回の公演について、「本当に素晴らしかった」と先輩として絶賛すると、客席からも大きな拍手が起こった。「これから素晴らしい活動ができる能力を持っているので、たくさんファンを増やして、僕の公演にも来てください」と笑いを誘った。

DSC_0103 WOOILとチョ・ソンジェの二人は、パク・ヘギョンの「사랑과 우성사이(恋と友情の間)」を熱唱。その熱い歌声にファンは大歓声。
「ありがとうございます」と照れながら、ソンジェのソロコーナーへ。「自分の単独コンサートより、この2曲が大変でした(笑)一生懸命練習しました」と語り、改めて「初めまして。ミュージカル俳優チョ・ソンジェと申します」と礼儀正しくあいさつ。ソロ曲として、ミュージカル「ジキル&ハイド」から「This is the moment」を披露すると、ミュージカル俳優らしい情感あふれる歌声が会場に響きわたった。

DSC_0122 11月21日からソウルでミュージカル「イケメン青果店」に出演するというチョ・ソンジェは、「ソウルに遊びにきてください。ありがとうございました!」と爽やかにステージを後にした。

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再びWOOILが登場すると、「僕も23歳のときにデビューして10年くらい。時が経つのは早いですね」としみじみ。続いて秋にふさわしい楽曲「Autumn Leaves」。この曲にはカフェでのミルクコーヒーと冷たい風が似合うと曲紹介すると、今公演の指定曲(3人がそれぞれの単独ステージで披露)でもある「Autumn Leaves」をスタンダードなアレンジで大人っぽく歌い上げる。

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ここでバンドメンバーが一人一人紹介されステージに加わると、11月27日にJazzコンサートを開催するWOOILは、「Jazzが大好きなので次のコンサートもすごく期待してください」と次回公演への意気込みを見せた。
Stingの「English man in New York」ではファンと共にサビを練習し、ファンと一緒に楽しむ姿が見られた。Billy Joelの「New York state of mind」をピアノと共にしっとり聴かせ、多彩な表現力で会場を湧かせた。和やかな空気は、WOOILが歌い上げる度に熱いものへと変わっていく。

 

「今日は時間が過ぎるのがとても早いです」と言うと会場からは「え〜」と名残惜しそうな声。「2日間来てくださってありがとうございます。僕たちはファンの皆さんに、本当にいつも感謝の気持ちを持っています。幸せな気持ちでいます」と感謝の気持ちを伝えた。また「若い歌手とミュージカル俳優たちにもご飯を食べさせてくれるでしょ(笑)」と茶目っ気たっぷりに後輩たちの応援も依頼。先輩としての姿も覗かせつつ、「涼しくなってきたので、皆さん風邪には気をつけて」とファンを気遣った。そして10月末には新曲、秋に似合うバラードを出す予定だとファンに伝え、最後は「Mosquito」。ファンは手拍子を合わせると、最後までWOOILのソウルフルな歌声を堪能した。

DSC_0239 アンコールにはLENとチョ・ソンジェも加わり、3人で「행복을 주는 사람(幸せをくれる人)」。写真撮影可能なフォトタイムでもあり、ファンは自前のカメラを取り出すと3人の姿を熱心にカメラに収める。アイコンタクトを取りながら歌いあげる姿にファンの顔にも笑みがこぼれた。そして深々とお辞儀をし、「ありがとうございます!」と笑顔でステージを後にした3人に大きな拍手が送られた。

公演後はチョ・ソンジェ、LEN、WOOILがファンを握手でお見送り。一人一人と丁寧に目を合わせ、ファンと会話をしながら感謝を伝える3人の姿が見られた。

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次回の 3人3色単独コンサート『~ 秋のいろ(恋)2014_Ⅱ~』は、Re-Broのイヒョン、ピアノマンLEN、ミュージカル俳優キム・イサクの3人で、11月8日(土)、9日(日)に開催される予定だ。公演の度に違う色でファンを楽しませてくれるコンサート。次はどんな色を見せてくれるだろうか。

 

取材:Korepo(KOREAREPORT INC)

 

■3人3色単独コンサート『~ 秋のいろ(恋)2014_Ⅱ~』
出演:イヒョン、LEN、イサク
日程:11月8日(土)、9日(日)、13:30〜/16:30〜/19:30〜
場所:KIWA(二子玉川)
http://kokorea.net/archives/2006

 

■WOOIL(ウイル)単独ライブ「Jazz Concert」
出演:イヒョン、LEN、イサク
日程:11月27日(木)1公演14:00〜/2公演18:00〜
場所:KIWA(二子玉川)
http://kokorea.net/archives/2480

 

■LEN LIVE
出演: LEN
11月5日(水):17:00~
11月6日(木):15:00~
11月7日(金):15:00~/20:00~
11月10日(月):17:00~
会場:SHOW BOX 東京都新宿区大久保1-17-8 1F
http://kokorea.net/archives/2504

 

■チョ・ソンジェ出演ミュージカル「イケメン青果店~チョンガンネ~」
日程:11月21日(金)〜2015年1月1日(木)
場所:KT&Tサンサンアートホール(ソウル)
https://ko-kr.facebook.com/musicalchonggak

2014.10.24