日本人は、詩人・尹東柱(ユン・ドンジュ)を覚えているだろうか。
2019年8月15日の光復節、KBSと在外同胞財団の共同企画で「3.1運動100周年企画 尹東柱コンサート“星を数える夜”」が放送された。番組では、約百年前に国を失った悲しみと痛みを詩で抗った詩人・尹東柱の詩と生を振り返った。
“星を数える夜”では、詩人・尹東柱に対する日本人の思いが語られた。尹東柱詩人が生前通っていた京都市の同志社大学キャンパスの片隅に、尹東柱の詩碑が置かれている。多くの時が流れた今も尚、この詩碑を訪問する尹東柱ファンは後を絶たない。
番組では、京都の同志社大にある尹東柱の詩碑をはじめ、尹東柱追悼会が京都宇治川を訪問し、涙を流す様子が映された。宇治川は、詩人・尹東柱が生前日本で最後に写真を撮った場所。尹東柱追悼会は、日本人や在日同胞などの文筆家らで構成されている。
追悼会メンバーであり、尹東柱評伝を日本語に翻訳した文筆家・愛沢革(あいざわ かく)氏は「日本は戦後の反省が不足したまま出発してしまった。私はこれからも反省し続ける。その中で、尹東柱と再会したい」と述べた。
尹東柱の詩は長い長い時間を超え、我が民族の胸の中に感動とメッセージを伝え続けている。また、尹東柱は世界的に愛された詩人でもあった。
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