ストーリーを大きく動かす
粛宗を演じたチェ・ミンスには、さすがと思わせる名優の風格が備わっていた。しかし、チャン・グンソクも負けていない。感動的な場面では、2人が見事に呼吸を合わせていた。
また、第16話には興味深いシーンが多かった。
チャン・グンソクが演じるテギルは、自分がかつて王子であったことを知る。まさに驚愕の事実だった。ということは、ヨニングン(後の英祖)は弟に当たる。
しかし、ヨ・ジングが演じるヨニングンはテギルにこう言った。
「ヒョンニム(兄様)とは呼びません。私は王子ですから」
ヨニングンはそっけなかったが、顔には兄に対する親愛の情が浮かんでいた。テギルにしても、自分の出自がわかったばかりで、すぐに何かを主張する気持ちはまったくなかった。
粛宗と、母の淑嬪(スクピン)・崔(チェ)氏との面会を果たしたテギル。彼は新しい世界に入っていくことになった。
その中で、チャン・グンソクはストーリーを大きく動かす堂々たる演技を繰り広げていった。
構成=「韓流テスギ」編集部
コラム提供:韓流テスギ
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