2017年WEB漫画総選挙で2位を獲得した大人気コミック「雷神とリーマン」の続編として、7/7(日)まですみだパークスタジオにて「続・雷神とリーマン」が上演されている。
この作品は前回の舞台内容にさらに新しいストーリーが追加されたストーリーとなっており、今まで舞台化されていなかった「雷神とリーマン」の新たな世界を感じられる作品となっている。
主演の二人はどちらもダブルキャストで、雷遊役にはキム・サンミン(CROSS GENE)、Takuya、そしてリーマン大村役に井上雄太と、聖矢(さとし)。
また、主人公2人とも深く関わることになる高校生役として、チームAに風間庸平(チームAB両方)、大知、原田桂佑、柚木彩見。チームBに風間庸平、額川大和、中松慧、都築麗が出演する。
この公演に先がけて、公演初日に同会場にて制作発表が行われた。制作発表には主演のキム・サンミン(CROSS GENE)、Takuya、井上雄太、聖矢の4名が登壇し、これから始まる公演への意気込みを語った。
―Q. 最初にオファーをもらった時、どのように感じましたか?
Takuya:僕自身、今回初めての舞台出演だったので不安な点もあったのですが、時間がある限り頑張りたいと思いました。
キム・サンミン:僕も神様の役をやるのは初めてだったので、どう演じればいいのかが一番大変だと思いました。でもみんなと一緒に力を合わせてここまで作り上げる事ができてよかったと思っています。
聖矢:以前からこの作品は知っていたので、ついに大村の役が回ってきたんだなと思いました。昔はスーツを着ていたこともあったので、どうすれば自分らしい大村を演じられるか、わくわくした気持ちがありました。
井上:僕自身、昔営業マンをしていた事があり、年齢も28歳なので大村と共通点が多く、とても興味が湧いたのでこの役に挑戦したいと思いました。
―Q. セリフの中で難しかった部分、役作りで努力した部分を教えてください。
Takuya:普段の生活では絶対に使わないような神の言葉遣いと、スマートに歩くわけではないというイメージだった歩き方が一番苦戦したところでした。
キム・サンミン:僕も言葉遣いが難しかったです。普通の言葉ではないので、神の言葉というのをどうやって言えばいいのか悩みました。そして、雷遊のセリフの中で一番長いところがあって、そこを覚えるのが本当に大変でした。
聖矢:自分の場合は関西出身なので、モノローグなどに出てくる標準語が難しかったです。
井上:簡単には想像できない大村の深い感情は、特に丁寧に扱うべき部分だと思っています。
―Q. 今回の自分なりのアピールポイントを教えてください。
Takuya:これまで雷遊を演じていたミンスさんと友達なので、この役を演じていたというのは知っていました。僕は日本人なので、言葉一つ一つを大切にしながら演技をしようと思います。
キム・サンミン:自分らしい笑顔とかおもしろさとか、韓国人ですが特に頑張った日本語の実力を見てほしいです。
聖矢:初演で大村を演じていたインジュンさんの演技を見ていて、とてもかっこよくてスマートな演技という印象があったのですが、それに比べて自分はより熱い演技ができるのではないかと思いました。
井上:大村の感情の浮き沈みを、よりリアルに表現することで、人間らしい演技を心がけたいとずっと思っています。
今回で3回目となるこの公演は、これまでの公演に引き続き、二次元の作品をできる限りリアルに再現するための努力がいたるところに見られ、あっという間に物語に引き込まれる。そして、キャストたちが言葉の伝え方に気を遣いながら演じる努力をしてきた作品だと感じることができた。大村の複雑で繊細な感情と、それを包み込むような雷遊の広い心に、見ている私たちも心温まるストーリーをぜひ会場で体験していただきたい。
当日券も会場にて販売中。終演後には来場者全員を対象としたアフターイベントも毎日行われている。詳細は公演特設サイトをご覧ください。
★公演特設サイト http://r-t.jp/raijintori-man
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