37万5000人という数字
韓国の人にとって、日本は交通機関が発達しているので移動もしやすい(ただし、交通費が韓国と比べて相当に高いので、それが悩みの種ではあるが……)。
逆に、日本から韓国に行っている人の数はどうだろうか。
こちらも驚くべき数字だ。2019年3月の1カ月間、日本から韓国を訪れた人は約37万5000人だった。
これは月別では史上最高の多さだ。
なんといっても、K-POPの人気などが後押しとなって、韓国に行く日本人観光客が大幅に増えている。
日韓関係が「史上最悪」レベルなのは、あくまでも政治の話だ。今に始まったことではない。日韓関係は常に政治が足を引っ張ってきたのだから……。
しかし、日本と韓国の関係は政治だけでは語れない。むしろ、人々の交流にもっと注目していきたい。
間違いなく、人々の往来ということで日韓関係は史上最高レベルだ。
そのことは、新大久保に行くと、さらに実感できる。コリアンタウンに大勢の人が集まっているが、最近は修学旅行で来た高校生がとても多い。
しかも、女子だけでなく男子の姿も目立っている。
修学旅行で新大久保に来た若者たちが「韓国」に大いに親しんでいる……このことも史上最高を実感できる現象の一つだ。
文=康 熙奉(カン ヒボン)
コラム提供:ロコレ
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