韓国の人気ガールズグループ「少女時代」のジェシカが脱退する。「少女時代」は2007年のデビュー以来、初めてメンバー構成が変わることになった。
今年に入り、メンバーの相次ぐ熱愛報道でグループの危機がささやかれていたが、ついにメンバーが脱退する事態となり、このピンチをどう乗り越えるのかが注目される。特に、脱退をめぐるジェシカと所属事務所SMエンタテインメントの主張が一部食い違っており、論争が予想される。

ジェシカは30日、自身の中国版ツイッター「微博（ウェイボ）」に「事務所と（ほかのメンバー）8人から『今日から少女時代のメンバーではない』との通告を受けた。少女時代としての活動を優先し、専念してきたが、正当でない理由でこうした通告を受けてとても困惑している」とつづった。
これに対し、SMエンタテインメントは同日午後、ジェシカのファッション関連事業をあつれきの理由に挙げ、ジェシカの脱退を認める趣旨の発表を行った。
同事務所は「今年の春、ジェシカが個人的な事情からあと1枚のアルバム活動を最後に少女時代としての活動を中断すると伝えてきた」と説明。ジェシカからの突然の話にも、事務所とメンバーは「少女時代」が良い方向で活動できるよう努力を続けてきたと述べた。
だが、「近ごろ少女時代の活動に対する優先順位と利害関係が衝突する部分に対して、調整が不足した状況でジェシカがファッション関連事業を始め、グループを到底維持できない状況に至った」と強調し、8人体制での活動を当初よりも早めるしかなかったと伝えた。ジェシカの書き込みについては「本人の視点で書いたもの」と説明した。
また、8人体制の「少女時代」とジェシカのソロ活動に変わらぬ支援とマネジメントを行っていく予定だと伝えた。
「少女時代」は07年に9人組でデビューし、韓国や日本で「Gee」「GENIE」などのヒット曲を発表。韓流ブームをリードするグループとして国内外で大きな人気を集めた。

WOW!korea提供