「コラム」大型連休は『トッケビ』を見て神秘の世界を旅する

写真=tvN『トッケビ』公式サイトより

放送から何年経っても色あせないドラマがある……というより、時間を経て味わいが一層深くなるドラマがある。『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』は、まさにそんな作品だ。見る度に、まるで神秘の世界を旅するような感覚にとらわれる。

 


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人間の生死を見つめる
『トッケビ』はファンタジーなのか。
あるいは、大人のためのおとぎ話なのか。
そんなことを考えていて、ふと気づいた……『トッケビ』は今までにない神秘性を持ったドラマで、ジャンルを特定することができないのだ、と。
そうなのだ。このドラマに描かれる世界は、時空を超えて縦横無尽に広がっていた。
コン・ユが演じたのはキム・シン。高麗時代の武将で現代まで900年以上も生き続けている男だ。
彼は、王に裏切られて、胸に剣が刺さったまま死ぬことができず、過去から現代までトッケビとしてさまよっている。
この主役の設定に度肝を抜かれた。
今までのドラマで、これほど奇想天外なキャラクターがいたかどうか。
つくり出したのが、脚本家のキム・ウンスクだ。過去に『シークレット・ガーデン』や『太陽の末裔』を書いていて、発想の豊かさに定評がある。

そんな大物が、『トッケビ』という、謎めいた住人たちを通して人間の生死を根源的に見つめるドラマを書いた。
本当に奇怪な展開だらけだが、見ていると、自然に、不思議な世界を奔放に旅する快感を味わわせてくれる。
(2ページに続く)

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2019.04.28