今年の冬、映画界で話題を呼んだモデル出身3人衆がいる。その主役はチュ・ジフン、チョ・インソン、イ・ミンギだ。
『卑劣な街』で第5回大韓民国映画大賞主演男優賞を受賞し、優れた容姿と演技力まで兼ね備えているという評価で、俳優に転向したチョ・インソン。彼の芸能界生活は、某男性衣類ブランドのモデルでスタートした。
以後ドラマ『学校』で口数の少ない反逆児役で、鋭い視線の演技でブラウン管にデビューし、SBSドラマ『ピアノ』、『星を射る』、『バリでの出来事』などで単にハンサムなだけではなく、演技に情熱を傾ける俳優として徐々に認められ始めた。ユ・ハ監督と出会い『卑劣な街』で、チョ・インソンならではのカラーの演技を誕生させ、2年後に『霜花店』のホンニム役で観客に再会した。
2月5日封切り予定の映画『キッチン』で、自身の愛のために前だけを見て突進する、魅力的で自由奔放なフランス出身の天才料理人トゥレ役で、再度スクリーンで注目を浴びる準備を終えた俳優チュ・ジフン。
彼はすでに昨年『西洋骨董洋菓子店-アンティーク』で、彼らしいオムファタールの魅力を誇り、多くの女性観客をひきつけたことがある。モデル時代、大韓民国最高のモデルの位置についていたチュ・ジフンは、今でも各種映画祭のレッドカーペットを踏むときは、レッドカーペットをランウェーに変える魔力があると言われるほど、天性のモデルオーラを持っているという評判だ。容貌、スタイル、そして演技力まで兼備えた彼は、現代の真の「ホットスタイルガイ」だ。
今は演技者として知られているが『Oishii Man』の主演イ・ミンギも、やはりファッションモデル出身だ。デビュー前からイケメンモデルと評判の高かった彼は、大学時代何気なくインターネットカフェに応募してモデルでデビューしたケースだ。
以後、独特のマスクと完壁なプロポーションで、数多くのファッション雑誌やランウェーからラブコールを受け、華やかなモデル生活を送る間、彼のあふれる才能は演技への情熱につながった。現在は演技者として認められ、2009年映画『Oishii Man』を始め、『海雲台』、『十億』などに相次いで出演する予定。
モデルとしてスタートしたが、最近では演技だけでなく音楽まで活動分野を広げ、多彩な才能を認められている彼は、今の時代が望む次世代マルチテイナーとして、大衆の熱い愛を受ける予定だ。
このように、最近スクリーンで評判の俳優たちにモデル出身が多い理由は、彼らの容姿が優れているという点はあるだろうが、何よりも彼らがモデル出身という偏見を破って、演技力を備えてカメラの前に立ったことに注目するべきだろう。今後もスクリーンに責任を負う、3人衆の活躍が期待される。