誰かの分身かも
人間が四度の人生を経験するならば、果たして自分は何度目の人生を歩んでいるのだろうか。
そう考えてみるのも、『トッケビ』というドラマがあったおかげだ。人間にとって最も根源的なことを描いている。
究極的に言えば、コン・ユが演じるキム・シンも、イ・ドンウクが扮する死神も、キム・ゴウンが演じるウンタクも、私たちを取り巻く「生」と「死」をくっきりとした形で見せてくれる人たちなのだ。
異なる世界に生きているように見えて、実は私たちのすぐそばにいる人たちの分身なのかもしれない。
そう考えると、神秘の世界が現実味を帯びてくる。
美しい映像と俳優たちの演技に魅せられながら、『トッケビ』が描く「空想と神秘の世界」を堪能できるのは、幸せなことだ。
文=康 熙奉(カン ヒボン)
コラム提供:ロコレ
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