「コラム」康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.44「パク・ボゴムの好感度」

『雲が描いた月明り』に主演したパク・ボゴムは、同作品の大ヒットによってさらに人気を高めた。日本では第三次韓流ブームと言われているが、その中でもパク・ボゴムは好感度の高い俳優となっている。

久々に感情移入できるスター

日本で韓流ブームのきっかけとなった作品は、もちろん『冬のソナタ』だ。2003年にNHKのBSで『冬のソナタ』が放送され、日本の多くの女性をとりこにした。中でも、ペ・ヨンジュンの人気は別格だった。
その彼が2007年の『太王四神記』を最後に主演作品がなくなっている。ファンとしても寂しい思いをしているに違いない。
私は、『冬のソナタ』にはまってペ・ヨンジュンのファンになった人たちと話す機会が多いのだが、その中の何人かがパク・ボゴムを大いにほめ称えていた。
「久々に感情移入できる韓流スターがパク・ボゴム!」
そういう声が多かった。
実際、彼の記者会見でのインタビューを聞いていると、謙虚な姿勢と深みがある発言に好感を持った。
何よりも、ドラマで演じたキャラクターが際立っていた。
パク・ボゴムは、『雲が描いた月明り』ではイ・ヨンという主人公を演じたが、それは歴史的には孝明(ヒョミョン)世子のことだ。

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2018.11.10