「コラム」康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.43「南怡島(ナミソム)の紅葉」

あの2人の姿が甦ってくる

南怡島は葉っぱのような形をしている。
ゆっくり歩いて島を一周しても1時間ほどだ。
私が初めて訪れたのは2003年10月下旬。まさに紅葉が真っ盛りだった。
色づくモミジやイチョウに圧倒された。
それから南怡島を何度訪れたことか。

 


ここへ来ると今でも、「高校生のチュンサンとユジンが並木道を歩いているのではないか」と思えるから不思議だ。あのドラマを何度も見たので、映像が頭に中に焼きついていて、南怡島に来ると、再び2人の姿が甦ってくる。
もちろん、チュンサンとユジンはもういない。
それでも、ここには、変わらずに美しい紅葉がある。
追憶を楽しむのに最適な場所なのだ。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

2018.11.03