KARAやf(x)のソルリなど韓国芸能界の美女たちの爪を彩ってきたキム・スジョン院長。
アメリカのウェディングプロダクションにて、カラーコーディネーターやテーブルコーディネーターを務め、韓国へ帰国後は姉の勧めでネイルの世界へ。
スタイリストの経験を活かして、アクセサリーやライブステージの小物のデザインなども手掛け、ネイルとファッションのトータルコーディネーターとしてその地位を確立している。
そして今年7月、FTISLANDのメインボーカル、イ・ホンギとの共同制作したネイル本「LEE HONGGI NAIL BOOK」が日韓同時発売。
イ・ホンギのファンはもちろん、ネイル好きな人たちから絶大な支持を集め、初版の1万部はあっという間に完売となった。
8月27日、東京・代官山にあるtheatre CYBIRD（シアターサイバード）にて開催のネイル本発売記念イベントにキム・スジョン院長が登壇した。
そのイベント前にキム・スジョン院長を訪ね、どのように男性のイ・ホンギとネイル本を制作するに至ったのか、その秘話に迫ってみることにした。
―イ・ホンギさんとの出会いは？
2011年の4月にFTISLANDが「Hello Hello」で活動していた頃に、知り合いのスタイリストの紹介でホンギ君が、BEASTのヨン・ジュンヒョン君と一緒にサロンに来ました。その時はネイルはせずにケアだけだったのですが、その時f(x)のソルリさんがジェルネイルをしているのを見て、ホンギ君が興味を持ったようで、後から連絡をもらいました。彼のキャラクターである“SKULL HONG”をネイルにすることはできないかという相談を受けてから、ずっとお付き合いをさせてもらっています。
―その出会いからこうして本を出すに至ったわけですね。
ちょうど去年の冬頃、他の会社からネイル本の出版依頼があって、契約が成立しかけていたんですが、ホンギ君から急に連絡があって「僕と一緒に本を出しましょう」と提案があったので、ホンギ君と一緒に作ることになったんです。運命ですね（笑）
―イ・ホンギさんのネイルは、どのように完成させていくのか？
ホンギ君のネイルは、彼の顔をベースとして色々なデザインをしてきました。ホンギ君のステージは飛んだり跳ねたり激しいのでネイルチップだとすぐに取れてしまうと言われ、
そこから様々なアレンジが加わって、私が“ネイルリング”というものを提案しました。コブラネイルリングもそうやって誕生したんです。基本的には私がベースになるデザインを提案して、ホンギ君がそれを見ながら様々なアイデアを出して、再び私がそれを形にしていくという流れで彼のネイルを作っています。今ではタトゥーやアクセサリーなども（洋服以外は）トータルでコーディネイトしています。
―イ・ホンギさんの才能は？
彼はとてもクリエイティブで、ファッションセンスもあるせいか、いつもとても独創的なアイデアを出してくれます。それを見て私の方が勉強になるくらいです（笑）
―イ・ホンギさんの他にサロンにはどんな方が？
KARA、f(x)のソルリさん、キム・テヒさん、キム・ソナさん、RAINBOW、AOA、SISTARのダソムさんやモデルの方々も多くいらっしゃいます。またイ・ホンギ君をきっかけに“メンズネイル”が注目されてきていますが、先日は歌手のパク・ヒョシンさんもいらっしゃいました。ホンギ君の存在は凄いです。
―FTISLANDの他のメンバーは？
皆さん一度はサロンにいらっしゃいました。ネイルよりもタトゥーの方が多いですね。日本ツアーで使用するタトゥーは毎年担当しています。メンバーそれぞれから希望を聞いて、それに合ったデザインを提供しています。今年のツアーはクラブの雰囲気だということだったので、蛍光塗料を使って作りました。
―院長のサロンの特徴は？
ネイルだけに限らずタトゥーやアクセサリーを初めとする全体的なスタイリングを提供しています。芸能人だけではなく、スタイリストさんなどファッションに敏感な方がよくいらっしゃるのも、そういった点を支持していただいているからだと思います。
可憐でとても優しい笑顔のキム・スジョン院長。その柔らかい人柄ゆえに、相手が話しやすい空気を作り出し、相手から様々な要望を聞き出して120％満足してもらえるデザインを生み出すという。
日本でもすでに多くのファンを獲得しており、インタビュー後に始まったイベントには平日の昼間にも関わらず多くの人が集まった。
イベント会場には、今回のネイル本で実際にイ・ホンギが着用したネイルチップやネイルリングなどのアクセサリー、またFTISLANDメンバーのサインなどが展示され、ファンにはうれしい空間となっている。さらにキム・スジョン院長がデザインしたタトゥーシールを無料で全員にプレゼントすることが急きょ決定し、うれしさも2倍に！
さらにキム・スジョン院長は会場に集まったファンと写真を撮り、それをイ・ホンギに送るとのこと。イベント開始前から10倍ハッピーになった観客とともにトークショーが始まった。
サロンではイ・ホンギとどんな会話をするのかという質問に対し「前回のネイルの感想を聞いてから、すぐに次のコンセプトを話してもらったり、こちらからデザインを提案したりしています」と楽しそうに思い出しながら答えた。
ネイル本の第2弾はあるのかという質問に対しては「本ではなく別の形でまた一緒に作業をしようという話はしていますので、皆さん期待していてください」とアピールした。
他にもネイルのお悩み相談など、観客からの質問にも丁寧に答えた。
この後サイン会が行なわれ、第2部では「ホンギ君にして欲しいネイルコンテスト」の結果発表があり、集まった観客は120％の幸福感と満足感で会場を後にした。
お客さんの要望やアイデアを聞きながらデザインしてネイルを完成させ、お客さんの笑顔を見た時に幸せを感じるというキム・スジョン院長。
計画中だというイ・ホンギとの新たなコラボレーションにも大いに期待したい。
取材：Korepo(KOREAREPORT INC)
キム・スジョン院長サイン入りネイル本、他
ツイッターフォロワープレゼントの応募の締め切りは9/3まで＞＞＞＞＞＞
theatre CYBIRD（シアターサイバード） http://www.cybird.co.jp/theatre-cy/
ソウルのネイルサロン trendN http://ameblo.jp/azatokyo/
主催：kanmin http://www.kanmin.jp/
