「インタビュー」「魔女の法廷」ユン・ヒョンミン オフィシャルインタビュー

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・放送中、視聴者からたくさん愛されたドラマでしたね。ヒョンミンさんは、どういう部分が人気を集めたとお考えですか?
ユン・ヒョンミン:毎回さまざまな事件が起きますが、これらはドラマのために作られたものではなくて、身近に起きている…もしかすると今も起きているかもしれない、社会で頻発している事件を扱っています。だからこそ視聴者も一緒に憤りを感じ、僕らが解決する過程を応援してくれました。そこが共感を得たのだと思います。

・チョ・ガプス役、チョン・グァンリョルさんとの共演はいかがでしたか?
ユン・ヒョンミン:チョン・グァンリョルさんとは初共演でした。大ベテランなので名前を聞いただけでカリスマというか…近寄りがたいオーラを感じますよね。撮影前は気難しいのではという先入観もあって、心配していました。ところが撮影に入ると、チョン・グァンリョルさんから「気楽にやろう」と先に声を掛けてくれたんです。それから冗談を言って和ませてくれました。現場を楽しく、後輩たちが緊張しないように面白い話をしてくれました。

・現場ではどんな雰囲気だったのでしょう?
ユン・ヒョンミン:チョン・グァンリョルさんは絶対にNGを出さないんです。移動中の車や家で台本を徹底的に分析して撮影現場に入ります。徹夜の撮影が続くと疲れがたまって体力が落ちてきてセリフが覚えられなかったりします…人間ですから。NGを出してもおかしくない状況なのに…NGを出さないんです。

・ほかの方がNGを出したら?
ユン・ヒョンミン:僕の場合ですが終盤に近づくと心身ともに疲れてセリフをよく間違えました。でもグァンリョルさん「気にするな、リラックスして」と言って下さり、ありがたかったです。

・ヒョンミンさんは、チョン・ミソンさん演じるお母さんに対して疑念を抱いていきますが、息子としての苦悩を演じることで、どんなご苦労がありましたか?
ユン・ヒョンミン:なかなか難しい演技でした。もし自分だったらどうだろうか…視聴者の皆さんも同じだと思いますが、自分の母親を法廷に立たせて罰を受けるべきだ、と言う息子がいるだろうかと…簡単ではないと思います。台本を理解するのに苦労しました。母親役のチョン・ミソンさんも僕の苦悩を受け止めて演じてくれました。難しいシーンでしたがうまく出来たかと思います。

・検事、弁護士事務所の仲間や上司を演じていた俳優さんたちとの共演はいかがでしたか?人数もとても多かったと思いますが、撮影現場での様子はいかがでしたか?
ユン・ヒョンミン:女性・児童被害対策部のメンバーで今もグループチャットをやっています。昨日もチャットしました。撮影が終わった後も何度も顔を合わせて、食事したり、公演に行ったりしています。心の温かい人ばかりで、ドラマを通じていい出会いに恵まれました。

・現場の全体的なムードは?
ユン・ヒョンミン:真剣でした。視聴率がトップをキープしていたら浮かれそうですが、性犯罪をテーマにした
ドラマなのでスタッフと出演者は真剣に臨んでいました。本気でやっていたので現場は成果におごらず真剣なムードでした。

・OSTに歌手として参加していかがでしたか?これからも歌は続けていきますか?
ユン・ヒョンミン:実は撮影前から1曲歌うことは決まっていました。でもいざ撮影が始まると徹夜が続いてレコーディングする時間が取れなくて、ようやく終盤になってレコーディングできました。今思うともっと早くレコーディングしておけば毎回僕の歌を流すことができて、良かったのですが…でも残念ながら最終話にだけ流れたのが惜しかったです。出演作で必ずOSTに参加していますので、今後とも続けていくつもりです。

・ヒョンミンさんが、出演作品を選ぶとき、いちばん大事にしていることは何でしょうか?
ユン・ヒョンミン:台本を読んで僕に演じられるか判断します。それから周りの友達に台本を読んでもらって意見を聞きます。僕だけでなく、客観的に面白い内容かどうか…友達の意見は大衆の見方とも言えますので、彼らの興味を引く台本ならオーケーします。

・役者としての目標は?
ユン・ヒョンミン:「魔女の法廷」のようないい作品と出会いたいです。毎回責任感を持ってドラマに臨めれば幸いです。視聴率を取れるかは運だと思います。僕の力の及ばない領域です。真剣に責任感を持って演じていれば、幸運がついてくると信じています。

・今後はどのような俳優を目指していますか?今までの俳優人生で大きな影響を与えてくれた方、お手本となる方がいたら教えてください。
ユン・ヒョンミン:1人に限定することはできません。このドラマでリョウォンさんと出会い、他のドラマでもいい出会いがあり僕に影響を及ぼしてきました。「すごく演技が上手だ」「あんな演技がしたい」と気合いが入るし、自分を奮い立たせます。もっと頑張ろうって作品ごとに出会う先輩方が僕にとっていい影響を与えてくれる師匠だと思っています。

・最後に日本でのDVDリリースに当たって、日本のファンにメッセージをいただけますか?
ユン・ヒョンミン:ヨ・ジヌクを演じるユン・ヒョンミンです。児童と女性対象の性犯罪を扱ったドラマです。ドラマに出てくる犯罪は社会で頻発しています。身近な事件なので恐らく観ていて憤りを感じると思います。ドラマの出演者たちが事件を痛快に解決して犯罪者を懲らしめます。スカッとした気分になるドラマですのでぜひご覧ください。

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2018.10.19