等級は功績のランクではない
実際、年上を敬う儒教精神が根強く残る韓国では、同じ文化勲章を授与するにしても、年長者と若年層の階級に違いを設けることで、年長受章者に対する配慮としている。
文化勲章を管轄する政府関係者も次のように説明している。
「文化勲章は5つの等級に分かれていますが、それぞれの等級に特別な意味はありません。通常、文化勲章は一生涯の功績を基準に選ばれますが、若くして大きな功績を打ち立てる人がいるのも事実です。そこで、年齢を考慮して、5つの等級に振り分けているのが実情なのです」
「くれぐれも強調したいのですが、等級は功績のランクを表すものではありません。受章者はみんな平等に評価されていると考えてほしいですね」
芸能界で文化勲章を受章する人は少ないのだが、まだ20代前半の若者たちが対象になるというのは本当に異例。それほど防弾少年団の活躍が韓国でも特別に評価されているということなのだ。
文=「ロコレ」編集部
コラム提供:ロコレ
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