続いてはU-KWONのソロパフォーマンスへ。EP収録曲『Everythin'-JP ver-』では、ステージを移動しながら会場に詰め掛けたファンを愛おしそうに見つめるU-KWONに応えるかのような、ファンの完璧なコール＆レスポンスが印象的だった。5月のT2U公演ではあまり踊らなかったので、今回は踊れる曲を用意しましたという言葉に続いて披露したのは、U-KWOWが初作詞作曲したミディアムテンポ楽曲『痛くない』、U-KWON、P.O、B-BOMBのユニットBlock B BASTARZのセカンドシングル『Make it Rain』と2曲続けて披露。ラップ含め3人分のパートを全て歌いながら、男らしくハードな楽曲＆ダンスの魂の入ったステージで、さきほどまでの優しいイメージと180度異なるU-KWONのセクシーな魅力をたっぷり見せてくれた。
本編ラストはT2UのU-KWON作詞によるミディアムバラードの新曲『OCEAN』声質の全く異なるTAEILとU-KWONだが、2人の共通の魅力の1つであるすべてを包み込むような優しさを感じる楽曲とも言える。
アンコールのバラ―ド『Good Bye』では、甘く切ないU-KWONの歌声と、美しく透き通るTAEILの歌声のハーモニーを堪能。Block Bのライブのアンコール定番曲でもある『Movie’s Over-JP ver-』では満員の客席に降り、ファンへ感謝の気持ちを伝えながら歌う姿も見られた。
2人の相性の良さ、完璧なステージと笑いの絶えないトークでのギャップはもちろん、誰もが認めるTAEILの歌の実力、思わず見入ってしまう表現力豊かなU-KWONのダンスと、前回のT2Uツアーからわずか数か月にも関わらず、驚くほど進化した姿を見せてくれたT2U。これからも活動を続けたいと力強く語ったT2Uの今後がさらに楽しみになる、そんなステージで魅せてくれた。（文：平松道子）
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