【全文】「防弾少年団」、韓国歌手初の国連総会演説=若い世代にメッセージ

僕たちの初期のアルバムのイントロの中に「9〜10歳ごろ、僕の心臓は止まった」という歌詞があります。振り返ってみると、そのころが初めて他人の視線を意識し、他人の視線で自分を見るようになった時ではないかと思います。それ以降、僕は徐々に夜空や星を眺めることもなくなり、しょうもない想像もしなくなりました。それよりは誰かが作って置いた枠組みに自分をあてはめるのにあくせくしていました。少ししてから自分の声をなくし、他人の声を聞き始めました。誰も僕の名前を呼んでくれず、僕自身もそうでした。心臓は止まり、目は閉じました。そうして僕は、僕たちは名前をなくして幽霊になりました。

しかし、僕には一つの安らぎの場がありました。それがまさに音楽でした。僕の中に小さな声が聞こえました。「目覚めろ、ナムジュン。お前自身に耳を傾けろ!」しかし音楽が僕の本当の名前を呼んでくれるまで、長い時間がかかりました。実際に防弾少年団に合流することを決心した後も、多くの難関がありました。信じられない方もいらっしゃるでしょうが、大多数の人は僕たちに希望はないと思っていたんです。時にはあきらめようと思いました。

ですが、僕が全てをあきらめなかったのは、本当に幸運だと思います。

僕は、そして僕たちはこれからもこうして倒れたり、うろたえたりするでしょう。防弾少年団は今、大規模なスタジアムで公演し、数百万枚のアルバムを売るアーティストになりましたが、相変わらず僕は24歳の平凡な青年です。僕が成就したことがあるとすれば、それはそばにメンバーがいてくれて、そして全世界のARMY(=防弾少年団のファン)の方々が僕たちのために愛情と声援を送ってくださるから可能だったと思います。

昨日失敗したとしても昨日の自分も自分で、今日の至らない、失敗する自分も自分です。明日のもう少し賢くなれる自分も自分のはずです。そのような自分の失敗や過ち、全て自分であり、自分の人生の星の一番明るい星の集まりです。僕は今日の自分でも、昨日の自分でも、これからなりたい自分でも、自分自身を愛するようになりました。

最後にもう一つだけお話ししようと思います。
「LOVE YOURSELF」というアルバムを発売し、「LOVE MYSELF」というキャンペーンを始めてから、僕たちは世界中のファンから信じられない話を聞きました。僕たちのメッセージが、彼らの人生の困難を克服し、彼ら自身を愛するようになる手助けになったということを。そういった話は、僕たちの責任感をずっと高め続けてくれました。

だからみなさん、もう一歩踏み出していきましょう。僕たちは自分自身を愛する方法を学びました。そしてこれから僕は皆さんに「自分自身について話してみてください」と申し上げたいです。

僕は皆さんに聞きたいです。皆さんの名前は何ですか?何が皆さんの心臓をドキドキさせますか?皆さんの話を聞かせてください。皆さんの声を聞きたいです。そして皆さんの信念を聞きたいです。皆さんが誰であれ、どこの国の出身であれ、肌の色が何であれ、性アイデンティティがどうであれ、ご自身について話してください。皆さん自身について話ながら、自分の名前と声を探してください。

僕は、キム・ナムジュンであり、防弾少年団のRMでもあります。アイドルであり、韓国の小さな町に生まれたアーティストです。他の多くの人のように、多くの傷があり、それよりも多くの恐怖心があります。それでもこれからは自分自身を全力で抱きしめ、ゆっくり、ただ少しずつ愛そうと思います。

あなたの名前は何ですか?自分自身について話してください。
本当にありがとうございました。

 

WOW!korea提供

2018.09.25