「インタビューその1」俳優チソン、映画について語る「映画はまだ難しい」

 

韓国俳優チソンが、最新映画「明堂」や妻で女優のイ・ボヨンについて語った。

tvNドラマ「知ってるワイフ」が好調なのに続き、パク・ヒゴン監督の映画「明堂」で中秋節の大ヒットも期待されている。

チソンは「明堂」で、土地で王を作ろうとする落ちぶれた王族の興宣(フンソン)を演じる。興宣は権力争いから命を守ろうと、妻の実家でおとなしく暮らしている。13年前、金氏の報復によって家族を失った天才地相師ジェサン(チョ・スンウ)の存在を知り、金氏一家を滅亡させて世の中を変えようと欲望を持つようになる。

チソンは4年ぶりの映画出演となる。久しぶりの映画出演に「映画で私を見ない日がずいぶんあったと思う。あまりチャンスに恵まれなかった」とし、「チャンスが与えられた時は、ドラマが決まっていたということが多かった」と説明。

続けて「無理に映画やドラマを並行しながら消耗したくはなかった。また責任を取れない時間を過ごしたくもなかった。映画に集中しようとしたら、ドラマを遠ざける状況になった。だから私にとっては良い作品が来た時、選ぶのが簡単ではない。また年齢も上がってきたので、少しでも若いうちに一生懸命にしなければと思っている」と明かした。

 

さらに「映画では新人のような気がする」とし、「劇場の前に自分の顔があるのを見ると不思議な気分になる。当然、映画がうまくいってほしい。個人的には動員数100万人超えの作品があったらと思う。非常に個人的な話だけど…。そんな願いが映画の広報に邪魔になるのではないかと心配だ」と笑った。

また「テレビと違う部分がある。テレビというメディアが与える幸福感と、映画が与える幸福感ははっきりと違う。幸福だけでなく、恐怖、心配も同じだ。ドラマは20年間、たくさんのことを感じてきたので、難しくても怖い理由が分かるし、大衆が何を望んでいるのかも少しは分かる気がするが、映画はまだよく分からない。難しい」と吐露した。

(2ページに続く)

2018.09.21