「コラム」張禧嬪(チャン・ヒビン)とトンイのどちらが悪女なのか/朝鮮王朝秘話5

 

奇妙な法律
淑嬪・崔氏は自分の息子を王にしようと思ったら、張禧嬪の産んだ子供が邪魔になってくる。なにしろ世子なのだから。
そうなると、淑嬪・崔氏のほうに張禧嬪を排除したくなる明確な理由がある。
確かに呪詛(じゅそ)物はあったのだろうが、誰が埋めたかわからない。淑嬪・崔氏が埋めて自ら告発するというのも、ありえない話ではない。

奇妙なことに、粛宗は張禧嬪を自害させる前の日に新しい法律を発令した。
「今後一切、側室から王妃に昇格させない」
そんな内容の法律だった。
なんのために、こんな法律を作ったのだろうか。

仁顕王后がすでに亡くなり、張禧嬪の死罪が決まれば、淑嬪・崔氏が空いた王妃の座に上がると思われても不思議はない。
そんな状況で粛宗は側室から王妃になれないようにした。明らかに、新法の標的は淑嬪・崔氏なのである。(ページ3に続く)

張禧嬪(チャン・ヒビン)!側室に転落した王妃

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トンイは張禧嬪(チャン・ヒビン)より悪女なのか?

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張禧嬪(チャン・ヒビン)はなぜ王妃になれたのか/朝鮮王朝秘話1

「張禧嬪(チャン・ヒビン)よりトンイが悪女!」と言える3つの根拠

朝鮮王朝おもしろ人物列伝(淑嬪・崔氏編)

2018.08.12