新しい可能性
俳優たちの演技がすばらしかった。キム・シンを演じたコン・ユ、幽霊が見えるという高校生を演じたキム・ゴウン、人間味たっぷりな死神を演じたイ・ドンウク。この俳優たちの存在なくしては、『トッケビ』も高い評価を得ることはできなかっただろう。まさに演技力の勝利でもあった。
さらには、ｔｖＮというケーブルチャンネルが果敢に挑んだことが大きい。地上波に負けないドラマを作ろうという強い情熱を持って、この特別なドラマを制作して放送した。これは、地上波ではなかなかできないチャレンジであった。
こうした様々な要因がからんで、『トッケビ』は多くの人の心に残る傑作となった。韓国ドラマの本流から外れた物語設定ではあったが、逆に高い評価によって韓国ドラマの新しい可能性を示してくれた。
まさに、『トッケビ』が韓国ドラマの新しい本流を作ってくれたことは、本当に幸せなことだった。
文＝「ロコレ」編集部
コラム提供：ロコレ
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コン・ユが導く『トッケビ』の世界が人間の生死を乗り越えていく
