「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.30「兵役免除の公平性」

 

世界で人気を博した韓流スター

韓国の国会議員が防弾少年団のビルボード1位を例にあげて、兵役免除の可能性について言及して話題になっている。
今後、この問題が世論の中でどのような盛り上がりを見せていくのか。
なにしろ、防弾少年団のビルボード1位は、音楽の著名な国際コンクールで1位になったくらいインパクトがある出来事だった。
それによって、韓国の人たちがどれほど自尊心をくすぐられたことか。

防弾少年団が兵役に行く時期はまだ先とはいえ、現実的に彼らが兵役に入ると数年間の活動停止になってしまう。これは、世界で認められることに最大の喜びを感じる韓国にとって、とても大きな損失だ。
もちろん、防弾少年団だけではない。他にも世界で人気を博した韓流スターは多く存在する。
大衆芸能を低く見てはいけない。クラシック音楽と同じように、兵役免除の対象に加える時期がきているのではないだろうか。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

2018.07.31