最高のチャンス
「それは僕にとっての宿題だと思います」とチャン・グンソクは言う。
「チャレンジしたいし、守備範囲を広げたいという欲があるのです。今まで、ラブコメのようにシンプルで軽い作品をたくさんやってきたので、今後は重みのあるというか、これまでとは違うものにトライするのが俳優としての野望です」
こう語ったあとに、2年間の空白があった。そして、2016年1月に『テバク』の主演が決まったのである。
そのとき、チャン・グンソクはこう言った。
「2年間大学院に通いながら臥薪嘗胆の姿勢で自分を振り返ってきました」
臥薪嘗胆とは「将来のために苦労に耐えること」。その2年間、彼も批判を受けて苦しんできた。
しかし、チャン・グンソクは超話題作の『テバク』に主演するという最高のチャンスを得たのである。(ページ3に続く)