不機嫌な愛嬌
チャン・グンソクの人気を決定づけたドラマが、2009年に韓国で放送された『美男<イケメン>ですね』である。
チャン・グンソクが演じたのはポップグループのカリスマリーダーであるファン・テギョン。人気とは裏腹にいつも不機嫌で、自分の世界だけに閉じこもりたいというナルシストだ。
しかし、チャン・グンソクが演じるのだから、ただの“不機嫌”ではない。そこには、たまらない愛嬌がある。いわば、“不機嫌な愛嬌”というべきか。
この演技は本当に難しいが、チャン・グンソクだからこそテギョンを演じることができたといえる。
そんなテギョンが、グループに新しく入ってきたドジなミナム(パク・シネ)にとことん振り回される。
本来は気難しい性格で、絶対に自分のペースを崩さないテギョンが、ミナムに少しずつ心を開いていく。このあたりの感情の機微が『美男<イケメン>ですね』のストーリーを動かしていた。
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