兵役期間の短縮
韓国は、分断国家として北朝鮮と厳しく対峙しているので、国防意識を高めるためにも徴兵制をなくすことはやっぱりできない。
とはいえ、兵役の義務を負っている人を誰でも現役兵にしてしまうのも無理がある。なにしろ、兵士の数が多すぎるからだ。
よって、韓国政府は兵役の代替制度(現役兵になるかわりに社会的に貢献する活動で兵役を代替させる制度)を充実させることや、兵役期間の短縮を計画している。
実際に文在寅(ムン・ジェイン)政権は近いうちに兵役期間を3カ月短くする政策変更を行なう予定だ。
いずれにしても、チャン・グンソクは兵役が4級と判定され、補充役になった。 つまり、社会服務要員として兵役を履行するのだ。
しかし、厳密に言うと、補充役は戦時になれば召集されて軍隊に加わることになる。そのときに備えて、4週間の新兵訓練が課されるのだ。
昨年後半には南北関係が緊張し、開戦の可能性すらあった。いざ戦争が始まったら、補充役の人たちも軍に加わる必要があっただろう。(ページ3に続く)