昇級や警戒勤務について
〔師団への配属〕
5週間の新兵訓練を終えると、各師団に配属される。
軍隊を最小単位からいうと、分隊→小隊→中隊→大隊→連隊→旅団→師団となる。師団は少将がトップになるのが一般的で、兵員は1万人くらい。この師団が40ほど集まって韓国の陸軍が成り立っている。
〔階級の昇格〕
陸軍は、入隊から3カ月で二等兵から一等兵になり、次に7カ月で上等兵になる。ここまで昇格すると、軍隊でも余裕ができる。夕食後の休憩時間に自分の好きなことを楽しめるようになる。
〔警戒勤務〕
真冬の陸軍兵士を悩ませるのが警戒勤務だ。
いわゆる歩哨のことである。
警戒勤務は1時間交代(1時間半の場合もある)。2人1組で弾薬庫や軍幹部の宿舎などを警護する。
真冬の夜中に警戒勤務をしたときは、あまりの寒さに、終わってから布団に入っても身体が震えて寝られないという。(ページ4に続く)