また別の名場面である雨の中での嗚咽シーンについて「(サンピルが母親の墓を)立ててあげることができなかったという罪責感を感じているようでした。雨が降る日、崩れ落ちそうな感情の中で母親に対する思いをお酒一杯注いで伝えるという感じです。それとともに復讐の思いを固めるきっかけになるシーンに作ろうと努力しました」と回想した。本放送のイ・ジュンギの纎細な演技を見て視聴者は涙をためた。
最近放送された8話でサンピルは、唯一残った肉親である母方のおじを失って世界が終わるような悲しみを味わった。これについてイ・ジュンギは、「母方のおじの死にとても衝撃を受けてたいへん悲しかったです。その日家に行って気を失いました」とビハインドストーリーを明かした。実際にこの撮影でイ・ジュンギは、細い血管が裂けるほどの熱演を展開して現場のスタッフの拍手を受けた。その努力おかげでサンピルの混乱した様子がしっかり視聴者に伝わったという。
「無法弁護士」は、中間地点を折り返して新しい局面に入っていった。母方のおじ殺人の濡れ衣を着せられて法廷に立ったサンピルをジェイ(ソ・イェジ)がどのようない弁護するのか、そしてサンピルの運命はどうなっていくのかが注目されるところだ。