サ・ドチャンはチェ・ジョンピル（イ・ジョンギル）に会い、彼が天然ガス開発の独占事業を推進しているという事実を知っている状況の中、まだ自分を信じきっていないクム・テウンに、サ・ドチャンはチェ・ジョンピルが天然ガス開発事業を推進するよう放っておくと言い、「もしそれが詐欺であれば、ガスのように消えてしまうだろうし、その事業が実現する可能性がある場合は、違法賄賂外為資金法違反で捕まえる」とチェ・ジョンピルを逃さない計画を伝え、クム・テウンから信頼を得ることに成功した。

しかし、クム・テウンの指示で天然ガス事業の背後にいる人物を探していたサ・ドチャンは、詐欺の手順を着々と踏んでいる状況を見抜き、天然ガス事業に詐欺師が介入しているのではないかと不審に思う。以後サ・ドチャンは、天然ガス事業を主導しているビクターの行方を追った。そして、ビクターが滞在しているホテルを探し出した。

サ・ドチャンはホテルに入る前から普段とは違い、「今日に限ってどうしてこんなに心がドキドキするんだ」と落ち着かない態度で緊張感を高めた。遂にホテルの部屋に入りビクターに会ったサ・ドチャンは、「私が知りたいのはあなたの正体ではない。あなたがこの詐欺の企画者ではないから」と言い、「私が知りたいのは、この詐欺の本当の企画者です」と天才詐欺師らしく鋭い分析結果を伝えた。それと同時にカーテンが徐々に開きながらサ・マチョンが笑顔でその姿を現した。サ・ドチャンは死んだとばかり思っていた父と20年ぶりに劇的に再会し、衝撃を受けた。

 

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