兵役は韓国男子の義務とはいえ、兵役期間中には給料が支給される。しかし、その額は非常に少なかったのだが、今年から大幅にアップしている。果たして、どのくらい上がったのだろうか。
抜本的に給料を改善
2018年の兵役中の兵士たちの給料を見る前に、去年の支給額を見てみよう。
2017年は、各階級によって給料は次のようになっていた。なお、日本円への換算は10ウォンを1円として計算した。また、兵役中の階級は二兵(二等兵)から、一兵(一等兵)、上兵(上等兵)、兵長と昇級して除隊となる。
二兵 16万3000ウォン(1万6300円)
一兵 17万6400ウォン(1万7640円)
上兵 19万5000ウォン(1万9500円)
兵長 21万6000ウォン(2万1600円)
この金額を見てもわかる通り、給料が出るとは言っても、一般の社会人の給料と比べると桁(けた)が違っていた。
あまりに給料が低すぎると個人の負担が大きくなってしまうので、韓国の国防省は抜本的に給料を改善する方針を明らかにしていた。
ここ数年は段階的に引き上げてきたのだが、2018年はさらに大幅にアップすることになった。(ページ2に続く)