第13回大阪アジアン映画祭オープニング作品に「朴烈 植民地からのアナキスト」が決定

<人物紹介>
朴烈…朝鮮人の無政府主義運動家。1902年、慶尚北道に生まれる。三・一独立運動後、1919年に日本へ渡り日本で社会主義運動に参加。そこで金子文子と出会い、公私にわたるパートナーとなる。関東大震災後の1923年9月3日、金子文子とともに検挙。大逆罪に問われ、死刑判決を下されるが、恩赦により無期懲役へ減刑。第二次世界大戦終結後に出獄し、大韓民国へ帰国。1974年、北朝鮮で死亡したとされている。

金子文子…大正期に活動した無政府主義思想家。1904年、横浜市に生まれる(戸籍上は1902年生まれであるが、本当の生年は確定できない)。複雑で恵まれない家庭環境で育ち、親類の元を転々とする生活を送る。9歳から16歳までの間を朝鮮半島で過ごし、1919年には独立運動の光景を目の当たりにする。直後に帰国し17歳で単独上京。社会主義者との交流の中で朴烈と出会う。関東大震災直後に検挙され、大逆罪で死刑判決を下されるが恩赦で無期懲役へ減刑。しかし1926年7月23日に獄死した。著書『何が私をこうさせたか――獄中手記』 (岩波文庫)など。

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2018.02.01